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パールボウル5連覇狙うオービックの大野HC、富士通との決勝は「絶対勝ちたい」
2024年05月31日(金) 12:00
オービックシーガルズが5連覇に向けて王手をかけた。
26日のパールボウルトーナメント準決勝でノジマ相模原ライズを31対21で下し、昨年の決勝のリマッチを制した。それでもオービックの大野洋ヘッドコーチは「結果は出たけど内容が良くない」と浮かない表情だった。
ディフェンディングチャンピオンが前半は苦しんだ。オフェンスでは6回の攻撃シリーズでインターセプトや2度のフィールドゴール失敗などミスが目立ち、スコアボードに刻んだのはフィールドゴールのみの3点だった。
指揮官が「ハーフタイムを挟んで締めなおした」と言うように、その甲斐あってか後半は4タッチダウンとオフェンス陣が爆発した。その一方で、独走の52ヤードタッチダウンランを許すなどディフェンス陣が結果を残せなかった。
大野HCは、攻守がかみ合わずケアレスミスが見られたチームに「終始気が抜けた状況が散見された試合だった」と苦言を呈した。
その一方で、春シーズンの目的の一つに掲げるチーム全体の底上げを図る中、オフェンスライン五十子慶ら新戦力の台頭には目を細めた。
パールボウル決勝で富士通フロンティアーズと対戦するのは2014年以来10年ぶりとなったオービック。長年のライバル関係にあり、昨シーズンのライスボウルトーナメントセミファイナルで敗れた相手だけに大野HCも必勝を期す。
「絶対勝ちたいですね。心のどこかで富士通をライバル視しているので、戦うとなった以上は勝ちたいです」。