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【X1 Super第1節(延期試合)の見どころ】破壊力増したSEKISUIオフェンスにエレコム神戸がディフェンスで対抗

2024年10月03日(木) 13:00

【春のグリーンボウルでの対エレコム神戸戦でTDランを決めてポーズをとるSEKISUIチャレンジャーズRB遠藤集  ©X LEAGUE】

10月6日にMKタクシーフィールドエキスポでキックオフされるエレコム神戸ファイニーズ対SEKISUIチャレンジャーズの試合は今年のX1 SuperのWESTディビジョンを占う大一番だ。もともとは8月31日に今季のX1 Super秋季リーグ戦の開幕試合として予定されていたが、台風10号のために延期となっていた。

両チームは今春のグリーンボウルで対戦し、常に先手を取り続けたSEKISUIが28対21のスコアで久々にエレコム神戸に勝利した。試合終了後、SEKISUIの正重高志ヘッドコーチは「これまでエレコム神戸さんには負け続けて選手が自信を失くしていた。この勝利は秋季リーグ戦に向けて大きな自信につながる」と話した。

「うちにいなかったタイプのランニングバック(RB)」と正重HCが評価する、今季新加入の遠藤集(前電通キャタピラーズ)が攻撃のカギを握る。春の対戦では16回のボールキャリーで109ヤードを走り、2タッチダウンランを記録した。馬力のあるランでエレコム神戸の守備陣を圧倒し、翻弄した。さらに、ブギー・ナイト、阿部拓朗、亀山暉のワイドレシーバー(WR)三人組は走力とキャッチング能力に優れ、強肩クオーターバック(QB)ギャレット・サフロンのパスを確実にキャッチしていく。

【エレコム神戸ファイニーズのバックフィールドを固めるDB小林龍斗  ©X LEAGUE】

一方のエレコム神戸はパッシング能力の高いQBデイビッド・ピンデルを中心に攻撃を展開する。特にWR内田大喜とのホットラインは、春の対戦で2タッチダウンを奪う破壊力を見せた。またディフェンスバック(DB)小林龍斗はSEKISUIのQBサフロンからインターセプトリターンタッチダウンを奪っている。

約4か月ぶりのこの対戦ではラン・パスのバランスが取れた攻撃を展開するSEKISUIをエレコム神戸の守備陣がいかに止めていくかに注目が集まる。馬力あるRB、WR陣へのパスを防ぎきれるか。現在1勝1敗で並ぶ両チームがレギュラーシーズン後のプレーオフ・ライスボウルトーナメント出場に向けて負けられない熱戦を繰り広げる。