1点差勝利に修正能力の高さを見せるも、さらなる成長を誓うパナソニック
2024年09月19日(木) 18:00
X1 Super第2節でSEKISUIチャレンジャーズに14‐13で辛勝したパナソニック インパルス。第1クオーターにSEKISUIにテンポ良く攻撃されて先制点を許す苦しい展開を強いられ、第4クオーターには1点差に迫るタッチダウンを奪われた。SEKISUIが同点を狙ったトライフォーポイントのキックが左にはずれてゲームセットとなった。
「うちにとってラッキーだったのか、うちのプレッシャーに相手キッカーが押されたの分かりませんが、勝つことが良いことで、勝ちきれたことが大切。でもディフェンスはタックルミスがあったり寄りが遅かったりして、前半戦は苦労した。後半は切り替えることで修正できた。オフェンスは厳しい。ファンブルが多すぎた。これからの課題をもらった」と薄氷の勝利にパナソニック高山直也ヘッドコーチは反省しきりだった。
ラインバッカー(LB)として活躍するキャプテンの青根奨太は「このゲームは、選手一人ひとりが反省しなければならない。その反省点を今日明日で明確にして次の試合に」と試合終了後のハドルで語った。試合後のインタビューでは「厳しいゲームだった。細かなことは戻ってからビデオでチェックしますが、前半はタックルミスがあったり、相手に押されたりしすぎていた。そこで後半に入る前にディフェンスラインのラッシュ、タイトなパスカバーといったことを選手同士で修正点を確認して、チーム力でカバーすることができた」と高山HC同様、チームの修正能力の高さを再び確認した様子だった。そして、「僕たちは日本一を目指している。ケガ人が戻ってきて、新人選手たちやベテラン、中堅がいい雰囲気を作り、いい流れを作っていきたい」とも述べた。
「ゲーム前は先制パンチを食らわせて・・・と思っていましたが。やられました。まだまだ」と青根は言う。「言い訳ですが、春のビデオを見ただけでゲームに臨んだ。メンタル部分を鍛え直すこと。そして自分たちのファンダメンタルを足元からしっかり見据えて、準備していかなければ。そうすればまだまだやれるはずだし、成長できるはず」と、次の試合(29日、対エレコム神戸ファイニーズ@MKタクシーフィールドエキスポ)に向けて気を引き締めていた。