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大野HCが掲げる“点の取れる守備”が機能したオービック 「チームとして一つの成果」
2024年09月19日(木) 19:00
オービックシーガルズが第2節のオール三菱ライオンズ戦で12タッチダウン奪い大勝した。勝因には、攻撃陣はもちろんのこと、大野洋ヘッドコーチ(HC)が掲げる“点の取れる”ディフェンスも大きく影響した。
第1節の東京ガスクリエイターズ戦は勝利したものの、課題が残る一戦だった。しかし、この2週間でその問題を修正。特に守備では、4つのインターセプトと2つのファンブルリカバーをすべて得点に結びつける完璧な展開を見せた。
これには、オービックの大野HCも「多くの選手がターンオーバーに絡んでいた。そこはチームとして一つの成果」と満足げに語った。しかし、大勝の裏には反省点もある。
「ディフェンスでいうと、精度は上がってきたが、例えば富士通(フロンティアーズ)さんの選手を止められるレベルかと言えばそうでもない。攻撃では、チャンスが回ってきたときに確実にスコアできていない。そもそも自らのミスで自滅している部分もある」
12タッチダウン、4インターセプト、2ファンブルリカバー。数字だけを見れば満点の出来のように思えるが、指揮官は「これが現状だと受け止めて、一定の評価を与えたい」と冷静に現状をとらえ、次のステップに焦点を合わせている。
次節はIBM BIG BLUEとの対戦が控えており、ここが前半戦の山場となる。攻撃力の高いIBMに対し、オービックの「点の取れるディフェンス」がどこまで通用するのか、3連勝を目指す戦いが注目される。