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2INTでゲームMVPの富士通DB渡辺、次節のノジマ相模原戦に向けて「隙を与えない」

2024年09月20日(金) 12:00

【高くジャンプしてこの試合2本目のインターセプトを決める富士通DB渡辺裕也(右)  ©X LEAGUE】

富士通フロンティアーズは、第2節のOrientalBioシルバースター戦を58対3で快勝。ケガ人が多い中でも開幕2連勝を飾り、ライスボウル4連覇に向けて好スタートを切った。ゲームMVPには2つのインターセプトを決めて流れを変えたディフェンスバック(DB)渡辺裕也が選ばれた。

DB渡辺は、第1クオーターで2つのインターセプトを奪取し、チームに勢いをつけた。社会人になってから2度目のマルチインターセプトを決めた25歳は、「2回ともディフェンスコーディネーターが非常に良いコールをしてくれました。自分は(ボールを)捕るだけでした」と謙虚に振り返る。

【第1Qにインターセプトを決めてリターンする渡辺(右)  ©X LEAGUE】

第2節の対戦相手、OrientalBioのクオーターバック(QB)とワイドレシーバー(WR)は外国籍選手だが、事前の準備がうまくいった。「フィルムスタディした結果がゲームでしっかりと出ました」と渡辺は胸を張る。

次節の相手は、開幕2連勝のノジマ相模原ライズ。彼らもまた、外国籍のQBとWRを主軸とする攻撃陣を持つ。それでも、「試合になったら深く考えずに、自分たちのやってきたことを信じてやるだけです」と渡辺は冷静に話す。

さらに、ノジマ相模原にはかつて富士通で主将を務めたWR宜本潤平が在籍する。渡辺は宜本と1年しか重ならなかったが、日本代表でも共に戦った経験がある。

【 ノジマ相模原ライズで活躍するWR宜本潤平(中央) ©X LEAGUE】

「潤平さんは気持ちが強い選手。あの方が活躍するとライズが乗ってくると思うので、DB陣でシャットダウンして相手に隙を与えたくないです。良い選手なのは知っていますが、相手を意識せずに自分たちのプレーをします」と決意を語る渡辺の表情は、次戦に向けた闘志に満ちている。

ノジマ相模原戦は、富士通にとって今シーズンの前半戦の山場となる。富士通が次戦で連勝を続け、ライスボウル4連覇への道をさらに切り拓くことができるのか、期待が高まる。