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【X1 Area】アズワンが名古屋を逆転で下し開幕2連勝でシーズンを折り返し

2024年10月06日(日) 20:29

【2TDパス成功でアズワンブラックイーグルスの勝利に貢献したQB滝藤雅貴(背番号10)  ©X LEAGUE】

X1 AreaWESTディビジョンの第3節は6日、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポでアズワンブラックイーグルスと名古屋サイクロンズが対決。先制点を許したアズワンは第2クオーターに逆転し、着実に追加点を奪って27‐10で開幕2連勝を飾った(第2節は試合がなかった)。名古屋は2敗(開幕節は試合なし)。

試合開始のキックオフを名古屋のキックリターナー大屋健斗が63ヤードリターンして敵陣34ヤードから攻撃開始。ランプレーを中心に陣地を進め、第1クオーター3分15秒にキッカー松久拓斗が30ヤードの先制フィールドゴールを決めた。

追うアズワンは第2クオーターに鎌谷穂高が名古屋のパントを敵陣37ヤードまでリターンしてチャンスを作る。ここからランプレーを2回行った後、ワイドレシーバー(WR)鎌谷がエンドゾーンを右サイドから左に切れ込みクォーターバック(QB)滝藤雅貴からのパスを受けてタッチダウンし、7‐3と逆転に成功する。さらに前半残り14秒にWR川畑一輝が23ヤードのタッチダウンパスをキャッチして14‐3で前半を折り返した。

後半に入ってもアズワンの勢いは続く。第3クオーター開始直後の1分57秒には、キッカー(K)森下俊の33ヤードフィールドゴールで3点を追加した。

【ボールキャリーする名古屋サイクロンズQB海野暢生  ©X LEAGUE】

名古屋はその約3分後にQB渡邉慎也からWR河上遼への29ヤードタッチダウンパスを成功させ、1タッチダウン差まで追い上げる。しかし、攻守ともに名古屋を圧倒したアズワンは、最終クオーター開始1分57秒にランニングバック(RB)前田公昭が左サイドを21ヤード走り切って得点して24‐10。さらに9分2秒にもK森下が追加得点となる20ヤードフィールドゴールを成功させて試合を決定づけた。

名古屋は第3クオーターの6分47秒にディフェンスバック(DB)森和大がパスインターセプトを奪って攻撃権を獲得したものの、アズワンの守備陣にスリー&アウトでオフェンスを止められたのが痛かった。

アズワンの加納友輔ヘッドコーチは「まずますの試合運びだった。肝心なのは次のJ-STARS戦(19日正午、王子スタジアム)。3週間たっぷりうちの対策を練ってくるはず。うちは2週間しかないので、その差をどう埋められるか。特に名古屋戦で見せたキックオフカバーには注意したい」と警戒していた。