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【X1 Super】SEKISUIがエレコム神戸との熱戦を逆転勝利で制す シーズン2勝目をあげて後半戦へ

2024年10月06日(日) 21:02

【見事なワンハンドキャッチで自身2本目のTDパスキャッチを決めたSEKISUIチャレンジャーズWRブギー・ナイト  ©X LEAGUE】

台風の影響のため延期となっていたX1 SuperのWESTディビジョン第1節、エレコム神戸ファイニーズとSEKISUIチャレンジャーズの試合は6日、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで行われた。エレコム神戸が先手を打ってはSEKISUIが追いかける展開は、SEKISUIが第4クオーターに逆転して勝利。リーグ戦成績を2勝1敗として後半に臨む。エレコム神戸は1勝2敗。

エレコム神戸はオフェンスのファーストシリーズの10プレー目でクォーターバック(QB)ディビット・ピンデルから左ピッチを受けたランニングバック(RB)田名部怜央のランでタッチダウンを奪って先制する。しかし、SEKISUIは自陣20ヤードからのオフェンスの第1プレーで、QBギャレット・サフロンが左サイドを走るワイドレシーバー(WR)ブギー・ナイトに80ヤードタッチダウンパスを決めて、すぐさま同点に追いついた。このプレーについてSEKISUIの正重高志ヘッドコーチは試合後に「ファーストプレーではこれをやると決めていた。練習通り」と称賛を惜しまなかった。

【3TDパスを決めたSEKISUI QBギャレット・サフロン  ©X LEAGUE】

試合を振り出しに戻されたエレコム神戸は、自陣31ヤードからのポゼッションでロングパス、QBキープなど5プレーでエンドゾーンを陥れて14‐7と再びリードをする。ところが、このリードも長くはもたなかった。第2クオーター開始14秒には、SEKISUIのWRナイトが相手ディフェンスバックと競いながら、オーバーショルダーのパスを見事なワンハンドキャッチ。そのままエンドゾーンに飛び込んで再び試合は同点となってハーフタイムを迎えた。

目まぐるしく得点が入った前半とは打って変わって、後半はハイスピードの攻撃に守備陣がアジャストして止める展開となり、両チームとも得点機を得られない。第3クオーターはスコアレスに終わり、勝負は第4クオーターに持ち越された。

【パスラッシュをスティフアームでかわすエレコム神戸ファイニーズQBデイビッド・ピンデル(左)  ©X LEAGUE】

ここでも先手を奪ったのはエレコム神戸だ。ランプレーでファーストダウンを重ねて敵陣38ヤードへ。QBピンデルがターゲットを探すが、いずれもマークが厳しくフリーにならない。相手守備ラインのプレッシャーを交わしているうちにパスカバーから逃れたWR三木達也に38ヤードパスを通してタッチダウンを奪い、スコアを20‐14とした(トライフォーポイントキック失敗)。

粘るSEKISUI は自陣20ヤードからフォースダウンギャンブル1回を含めた13プレーでゴール前2ヤードへ。ロスプレー、パス失敗がありながら、フォースダウンギャンブルでWRナイトへの6ヤードタッチダウンパスが決まり20‐20の同点。さらにトライフォーポイントキックを決めて21‐20と、この試合はじめて勝ち越した。エレコム神戸は試合時間残り1分13秒に攻撃権を獲得したが、3プレー目のパスをDBトレヴォーン・クレイグにインターセプトされ、万事休すとなった。