【X1 Area第4節の見どころ】入替戦出場に向け熾烈な後半戦 混戦のイーストはブルザイズ対警視庁に注目

【佐和田健悟と二人QB体制で活躍する警視庁イーグルスの齋藤詩伸　 ©X LEAGUE】

X1 Areaは12日から第4節に突入。各地区の対戦は1巡目が終了し、2回り目に入る。ここから入替戦出場に向けた熾烈な戦いが激化していく。今節の注目は、混戦模様のEASTディビジョンでともに2勝1敗の品川CC ブルザイズ対警視庁イーグルスだ。

第1節は、ブルザイズが7対0で完封勝ちを収めた。この時はブルザイズが、警視庁のお株を奪うような堅守を披露した。第3節に勝利し勢いに乗るブルザイズは連勝を狙うが、警視庁も2連勝中で状態は良好。昨シーズンまでエースだったクオーターバック（QB）齋藤詩伸が復帰し、電通を封じた堅守とラン攻撃で第1節のリベンジを目指す。

【電通キャタピラーズQBアーロン・エリス　 ©X LEAGUE】

EASTディビジョンのもう1試合、連勝の止まった電通キャタピラーズがブルーサンダースと対戦する。電通は、前節で2つのインターセプトを喫したQBアーロン・エリスの復調が鍵となる。一方ブルーサンダースは、エリスのパス攻撃を封じ、ロースコアゲームに持ち込みたい。

CENTRALディビジョンでは、3連勝で首位を快走する胎内DEERSが開幕3連敗のBULLSフットボールクラブと対戦する。胎内は大和田昌太郎、加藤翔平、西澤凌介のQB3人体制が機能し、ランニングバック（RB）田頭建佑がリーグ3位のラッシングヤードを記録するなど、X1 Areaでも屈指の攻撃力を誇る。一方のBULLSは、第1節でのシャットアウトを跳ね返し、今季初勝利を目指す。

【パスラッシュをかけるBULLSフットボールクラブDL吉原息吹樹（左）　 ©X LEAGUE】

2勝1敗のPentaOceanパイレーツは、1勝2敗の三菱商事Club TRIAXと戦う。パイレーツは、前節で胎内に敗れ今季初黒星を喫したが、入替戦に向けて連敗は避けたい。TRIAXは、第1節のパイレーツ戦では第4クオーターに崩れただけに、最後まで集中力を保って第3節に続く連勝を狙う。

【ボールを持って走るJ-STARS RB芦田龍居　 ©X LEAGUE】

WESTディビジョンは、TRIAXIS J-STARSとアズワンブラックイーグルスが激突。アズワンは第1節で序盤のリードを守り切り春のリベンジを果たし、今回も連勝で首位堅守を狙う。対するTRIAXISは、入替戦に向けて首位を叩きたいところ。攻撃は一定の機能を見せているものの、2試合で5インターセプトを喫しているパス攻撃の改善が急務だ。