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X1 Superは後半戦へ インターディビジョン対決で8強入り懸けた戦いが本格化【後編】

2024年10月09日(水) 18:30

【IBM BIG BLUE QB政本悠紀(右)  ©X LEAGUE】

X1 Superは今週末の第4節からインターディビジョン(ディビジョン外対戦)が始まる。レギュラーシーズン終了後の総合順位で8位以上が進出するライスボウルトーナメント(RBT)では、勝ち点で並んだ際に直接対決の勝敗で順位が決まる。それだけに残りの3節の試合の一つひとつが重要となる。

現在3戦無敗の富士通フロンティアーズとパナソニック インパルスは第4節の試合に勝てば早くもRBT進出が決まる。残り6枠を手にするのはどのチームになるのか。

順位表

第4節で対戦するSEKISUIチャレンジャーズとIBM BIG BLUEは好カードだ。お互いに強力なパスオフェンスを有するだけに、点の取り合いになるか。IBMはオービック戦の後半はクオーターバック(QB)政本悠紀がオフェンスをリードして勝利を呼び込んだ。政本とSEKISUIのギャレット・サフロンの投げ合いはX1 Superの最高レベルのパッシング合戦となるだろう。

【脚力も武器とするエレコム神戸QBデイビッド・ピンデル(左)  ©X LEAGUE】

WESTで1勝2敗のエレコム神戸ファイニーズは第6戦のオービックシーガルズ戦が注目だ。2022年の対戦では引き分けに持ち込み、それがセミファイナル進出の大きな足掛かりとなった。昨年はクオーターファイナルで顔を合わせてオービックに軍配が上がったが、エレコム神戸がRBT出場するためには負けられない試合になる。

【ボールキャリーする富士フイルム海老名Minerva AFC RB山田拓海(中央)  ©X LEAGUE】

現在第9~12位のOrientalBioシルバースター、富士フイルム海老名Minerva AFC、オール三菱ライオンズ、PLEIADES福岡SUNSはこれからの3節でRBT出場権と入替戦回避を懸けた戦いになる。4チームにとって、RBTの出場権のある8強入りをするためには3勝を目指したい。つまり、1勝のOrientalBio以外は残りをすべて勝ちに行くくらいの覚悟で臨まなければいけない。

【OrientalBioシルバースターWRデビン・フェルプス(左)  ©X LEAGUE】

その一方でディビジョン4位はX1 Areaとの入替戦に出場するから、それを回避することも考えなければいけない。OrientalBioと富士フイルム海老名は同じCENTRALディビジョンで3位以上を目指すことになる。直接対決ではOrientalBioが勝っているので有利だが、残り3試合の状況いかんでは逆転する可能性も残されている。

【パスを投げるオール三菱ライオンズQB西澤慧介(中央)  ©X LEAGUE】

過去2年とはディビジョン数が変わり、レギュラーシーズンの試合数も1試合増えているのが2024年シーズンだ。このシステムの違いがRBT戦線にどのように影響するか。富士通の4連覇を阻むチームは出てくるのか。今季の後半戦の戦いにも注目だ。

【PLEIADES福岡SUNSの新WR ベン・ボン・ヤゴー  ©X LEAGUE】