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RBT進出決定の富士通、指揮官はスペシャルチームの出来を高評価

2024年10月22日(火) 15:00

【第1Qに66ヤードのパントリターンTDを決める富士通フロンティアーズのサマジー・グラント(左)  ©X LEAGUE】

X1 Super第4節、富士通フロンティアーズがオール三菱に59対0の圧勝を収め、残り2節を残してライスボウルトーナメント(RBT)進出を決めた。

富士通の山本洋HCは、この日の結果について、「今日の試合では、オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームと、それぞれしっかりと準備してきたことが成果につながった。特にスペシャルチームに力を入れていたので、前半に2度のパントリターンタッチダウンが決められたのは良かった」と語った。

前半で42点差をつけた試合展開にもかかわらず、ハーフタイムでは「点数や内容に関係なく、1クオーターから4クオーターまで自分たちのフットボールをやり切ることを伝えた」とし、選手たちに最後まで集中するよう指示した。

また、試合展開の中で多くの選手が起用されたことについても触れ、「全員がプレーできる試合展開だった。各ポジションのローテーションメンバーに出場機会を与えることができたのは良かったが、1対1での戦いでは課題が残った部分もある」と振り返った。

【リードブロッカーの後ろを走ってパントリターンTDを決める木村和喜(中央)  ©X LEAGUE】

リーグ戦全勝を目指すかという質問に対しては、「1勝ずつ積み重ねて全勝でトーナメントに進めれば良いと思っている」と述べ、目の前の試合に集中していく姿勢を示した。

残り2節のSEKISUIチャレンジャーズとIBM BIG BLUEとの試合については、「関西遠征は毎回厳しい試合になるが、自分たちのフットボールをブラさないことが重要。スペシャルチームでスコアできたことは良かった。今後もスペシャルチームの重要度を高めて準備していく」と、さらなる強化に意欲を見せた。