【X1 Super】富士フイルム海老名が今季初の勝ち点 IBMと引き分け
2024年10月27日(日) 18:37【先制TDを決めた富士フイルム海老名Minerva AFC RBウィリアムデレクアキラ(中央) ©X LEAGUE】
X1 Super第5節は27日、神奈川県海老名市の海老名運動公園陸上競技場で富士フイルム海老名Minerva AFCとIBM BIG BLUEが対戦した。試合は前半に富士フイルム海老名が10‐0とリードした後にIBMが追い上げる展開で、最終クオーターの激しい点の取り合いの末に両者譲らず17‐17で引き分けた。
富士フイルム海老名は今季初となる勝ち点1を獲得して通算成績を0勝4敗1分けとした。IBMは2勝2敗1分けとなった。
【後半の追い上げを演出したIBM BIG BLUE QB政本悠紀(左) ©X LEAGUE】
富士フイルム海老名は徹底したラン攻撃でボールコントロールオフェンスを展開した。この試合で139ヤードラッシュを記録したランニングバック(RB)ウィリアムデレクアキラが、第1クオーター序盤に80ヤードの独走ランで先制タッチダウンを奪うと、第2クオーターにはキッカー(K)大野郁哉が46ヤードのフィールドゴールを決めて10‐0とリードを奪った。
富士フイルム海老名はディフェンスがIBMオフェンスを効果的に止め、相手のフィールドゴール失敗にも助けられて前半は失点ゼロで折り返した。
【パスターゲットを探す富士フイルム海老名QB鈴木貴史 ©X LEAGUE】
しかし、得点力のあるIBMはQB政本悠紀のパスとRB平松的のランで反撃を始め、第4クオーターに入ってRB鈴木恵多の16ヤードタッチダウンランと、政本からワイドレシーバー(WR)鈴木隆貴への5ヤードタッチダウンパスで14‐10と逆転に成功する。
後半に入って無得点に抑えられてきた富士フイルム海老名は第4クオーター終盤にQB鈴木貴史からWR安達絹心への40ヤードパス、WR小山昭瑛の19ヤードパスなどでゴール前1ヤードまで進み、最後はRB大迫亮太のランでタッチダウンを奪い、17‐14と再びリードを奪う。
【IBM WR近江克仁がパスキャッチ後エンドゾーンに向けて左手を伸ばすも届かず ©X LEAGUE】
粘るIBMは残り51秒からオフェンスを開始し、ゴール前17ヤードまで進む。QB政本が投じたパスをWR近江克仁がエンドゾーン手前1ヤードでキャッチし、タックルされながらボールを持つ左手を必死にエンドゾーンに伸ばす。一度はタッチダウンと判断されたが、ビデオレビューの結果ニーダウンが先でボールはエンドゾーン内に達していないとの判定に覆ってしまう。
残り5秒でIBMは同点となるフィールドゴールを成功させ、引き分けに持ち込んだ。
【両チームのファンでスタンドが埋め尽くされた海老名運動公園陸上競技場 ©X LEAGUE】