【X1 Super】エレコム神戸のオフェンスが爆発し、オール三菱を圧倒
2024年10月27日(日) 20:59
X1 Superの第5節は27日、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポでエレコム神戸ファイニーズとオール三菱ライオンズが対戦した。試合は前半からエレコム神戸のオフェンスが爆発し、49-0でオール三菱を一蹴した。
試合の立ち上がりからエレコム神戸がペースを握る。第1シリーズでランニングバック(RB)秋元ミンジェの中央へのボールキャリーを皮切りにワイドレシーバー(WR)マローン・マタエレのランプレーでオフェンスを進めていき、最後はクオーターバック(QB)デイビッド・ピンデルからWR近藤天晴へのタッチダウンパスで幸先よく先制する。
オール三菱もQB西澤彗介が攻撃をけん引し、WR多田明憲へのパスやRB中野 哲也のランでオフェンスを進めるが、タッチダウンまでは奪えない。エレコム神戸はオフェンスの第2シリーズでもピンデルから近藤、秋元へパスを確実にヒットさせ、エースレシーバーの内田 大喜へのタッチダウンパスでリードを広げた。
第2クオーターに入り、エレコム神戸はQBを篠原呂偉人にスイッチする。それでもオフェンスの破壊力は変わらず、近藤がフィールドを横切るパターンのパスが効果的に決まり、秋元のランプレーでタッチダウンを奪う。さらに次の攻撃シリーズでもランプレーを中心にオフェンスを展開し、RB白神有貴のタッチダウンランで点差を28に広げた。
オール三菱はQBを山中勇輝に替えて打開を図る。山中が自ら走ってチャンスを作るとともに、WR奥瀬寛太へのロングパスも決まってドライブしていくが、ファンブルによるターンオーバーを喫して得点はできなかった。
第3クオーターにはエレコム神戸のピンデルが再びQBとして登場。WR小田康平、内田へのパス、マタエレのランとわずか3プレーで追加点を奪う。オール三菱もRB中野のランプレーでゲインを狙うが、エレコム神戸のディフェンスライン(DL)の圧力とラインバッカ―(LB)の素早いリアクションに阻まれ、なかなかオフェンスを進めることができない。
最終クオーターでもエレコム神戸のオフェンスの勢いは止まらず、QB篠原が攻撃をリードし、マタエレがこの日2本目のタッチダウンランで勝利を確実なものにした。ディフェンスでもDL 宮前良平、LB山内聖太が激しくプレッシャーをかけて、オール三菱のオフェンスを最後まで苦しめた。
エレコム神戸は、今シーズン3勝目。QBピンデルはパス成功率が92%でパサーレイティングが158.3と完璧なパフォーマンスだった。WRマタエレがラン・パスで大活躍し、ディフェンス陣は完封ということで、次戦のオービック戦に弾みがつく勝利となった。
敗れたオール三菱はドライブできているシリーズもあったが、レッドゾーンまで進むことができなかった。そんななかでQB山中のランプレーは効果的にゲインを重ねた。またWR奥瀬やRB中野などのビッグプレーでチャンスを作る場面もあり、次戦に期待をつなぐパフォーマンスが見られた。