【X1Super】ビッグプレー連発の富士通が好調のSEKISUI を破って無敗をキープ
2024年10月27日(日) 22:00
X1 Superの第5節は27日、ライスボウル3連覇中で今季も4戦全勝の「絶対的王者」富士通フロンティアーズと、X1 Super昇格後3年目で最多となる3勝をあげて波に乗るSEKISUIチャレンジャーズが、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで対戦した。試合はビッグプレーで得点を重ねた富士通が35‐7で勝利を収めて無敗を守った。
富士通は自陣14ヤードからの最初のオフェンスで、クオーターバック(QB)高木翼からワイドレシーバー(WR)木村和喜へのパスや、ランニングバック(RB)トラショーン・ニクソンのタックルをさせない走りが止まらず、一気にゴール前まで迫る。最後は三宅昂輝が1ヤードランでタッチダウンして先制した。
対するSEKISUIもQBギャレット・サフロンが、ここぞという場面でWR阿部拓朗やブギー・ナイトへのパス、そして自らのランで前進を重ねて、WR亀山暉へ13ヤードのパスでタッチダウンを奪い、7‐7の同点に追いついた。
これによってSEKISUIに傾きかけた流れだったが、キックオフリターン直後の最初のプレーで富士通にビッグプレーが飛び出す。QB高木からWR坂本アントニーマウネディへのパスが決まり、そのままエンドゾーンまで71ヤードを走りタッチダウン。たった1プレーで14‐7と再びリードした。さらに直後のSEKISUIのオフェンスを抑えてパントに追い込むと、パンター(P)横山恵太郎の蹴ったボールをキャッチしたリターナーのサマジー・グラントがスピードに乗って密集をすり抜け、78ヤードを独走してエンドゾーンへ。前半を21‐7で折り返した。
後半に入っても富士通が常にフィールドポジションを優位に進め、QB高木のパスを中心に攻めたオフェンスではRBニクソンがタッチダウン。第4クオーターはRBニクソンのランを中心に攻め、最後はRB三宅が17ヤードのランでタッチダウンを奪い、35‐7として試合を決めた。