【X1 Super】パナソニックが攻守蹴でノジマ相模原を圧倒 無敗でRBTへ
2024年11月10日(日) 17:21
X1 Super秋季リーグ戦最終節は10日、大阪府吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで、開幕5連勝中のパナソニック インパルスと3勝1敗1分けのノジマ相模原ライズが、秋晴れの晴天のなか対戦した。試合は得点力に勝るパナソニックが、第1クオーターから果敢なオフェンスで得点を重ねて、守備もノジマ相模原のオフェンスを抑え込み38‐6で勝利。
この結果、パナソニックは6戦全勝でリーグ戦を終え、富士通フロンティアーズと勝ち点で並んだが、得失点差で及ばず2位となってライスボウルトーナメント(RBT)に進出する。24日、ヤンマースタジアム長居で行われるクオーターファイナルでエレコム神戸ファイニーズと対戦が決まっている。
敗れたノジマ相模原は3勝2敗1分となり、最終順位6位で23日に富士通スタジアム川崎で3位のオービックシーガルズと対戦することになった。
「この試合ではオフェンスがテンポよく得点を重ねてくれた」とパンソニックの高山直也ヘッドコーチ(HC)がほくそ笑んだ通り、第1クオーターのオフェンスファーストシリーズでは4プレーで3回のファーストダウンを重ねて、最後はランニングバック(RB)ミッチェルビクタージャモーが5ヤードを走り切って先制のタッチダウンを奪う。
さらに第1クオーター残り時間3分22秒には、ノジマ相模原のワイドスクリーンからのスペシャルプレーをディフェンスライン(DL)有村雄也がインターセプト。敵陣47ヤードからの絶好のチャンスにクオーターバック(QB)荒木優也から左サイドを走るRBミッチェルにパスがヒット。ミッチェルは3人のノジマ相模原ディフェンス陣にマークされながらも、エンドゾーンを陥れて14‐0とリードを広げた。
ノジマ相模原は敵陣9ヤードまで侵攻するものの、パナソニックディフェンス陣を突破することができず、32ヤードフィールドゴールをキッカー(K)佐藤太希が決めて3‐14と追いかける。
しかしながらパナソニックは続くキックオフで、リターナー藤本拓哉が73ヤードのビッグリターンを披露して敵陣27ヤードから攻撃開始。RB立川玄明が左オフタックルからオープンに走りタッチダウン。さらに前半試合残り時間3分38秒には再びミッチェルが3ヤードを中央突破して得点し、28‐3とした。
粘るノジマ相模原は前半最後のプレーでK佐藤が33ヤードフィールドゴールを蹴りこんで6‐28とした。
後半に入ってもパナソニックのオフェンスは冴えて、第3クオーター開始2分13秒、左サイドを走るRB立川へQB荒木からのパスが決まり、そのまま縦に駆け上がりタッチダウン。35‐6と試合の大勢を決した。最終クオーターにはK佐伯眞太郎が42ヤードのフィールドゴールを決めてダメを押した。