【X1 Super-X1 Area入替戦の見どころ】電通のハイパーオフェンスにオール三菱は堅守で応戦

【ボールキャリアをタックルするオール三菱ライオンズDB小倉京眞（左）　 ©X LEAGUE】

X1 Super EASTディビジョン4位のオール三菱ライオンズとX1 Area EASTディビジョン1位の電通キャタピラーズが30日に富士通スタジアム川崎で激突する。勝利チームが来季からX1 Superへ昇格するだけに、白熱した試合が期待される。

オール三菱は昇格初年度だった今シーズン、2季ぶりのX1 Superの壁に跳ね返され未勝利に終わった。しかし、開幕節のIBM BIG BLUE戦では、ライスボウルトーナメントに出場した相手に先制するなど随所で通用する場面も見られた。また、最終節も守備陣が奮闘して好ゲームを見せたように、まずはディフェンスからリズムを作りたい。

【ディフェンダーとの競り合いでパスキャッチする電通キャタピラーズWRラボン・ジョンソン（左）　 ©X LEAGUE】

一方の電通は、最終節の警視庁イーグルス戦に勝ち、弾みをつけて入替戦に挑む。3節以降は調子を落としていたクオーターバック（QB）アーロン・エリスは復調気配。レシービング獲得ヤードトップのワイドレシーバー（WR）ラボン・ジョンソンとのホットラインは、Areaではトップクラスのパフォーマンスを発揮しており、この試合でも最大の武器となる。一方で、パス攻撃を機能させるためにはランゲームの充実が不可欠。ランニングバック（RB）原谷純と北村翔のデュオがしっかりと地上戦を展開し、パスとのバランスを取れるかが試合の鍵を握る。