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【X1 Super週間MVP】わずか4キャリーで3TDランの富士通RBニクソン選手が攻撃部門MVP POWは勝利を決定づけたあのインターセプト

2024年11月28日(木) 18:00

X1 Superのは来年1月3日の第78回ライスボウルを頂点とするプレーオフ・ライスボウルトーナメント(RBT)に突入しました。負けたら終わりのサバイバルゲームは多くのドラマを生みます。ひとつのビッグプレーが勝敗を左右することもあれば、プレーメーカーがきちんと仕事をすることで勝利を引き寄せるチームもあります。クオーターファイナルの4試合から選出された週間MVPにもその傾向は表れています。オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームのMVPはそれぞれレギュラーシーズンでも目覚ましい活躍した選手ばかり。そして、今週のPlay of the Weekはオービックシーガルズの勝利を確実なものとした終盤のインターセプトが選ばれました。

<Offensive Player of the Week>
RBトラショーン・ニクソン(富士通フロンティアーズ)
富士通のランニングバック(RB)ニクソン選手のプレーメーカーぶりについては今さら説明するまでもないでしょう。過去2年連続でXリーグMVPに輝いており、All-X LeagueにはRB、ラインバッカー(LB)、ディフェンスライン(DL)の3つのポジションで通算7回選出されています。そのニクソン選手がRBTクオーターファイナルで、わずか4回のボールキャリーで3つのタッチダウンランをマークするという「偉業」を成し遂げました。2021年から選出の始まった週間MVPですが、たった4キャリーでオフェンス部門を制したRBはおそらく初めてでしょう。まさにアンストッパブルな選手で、セミファイナルでも対戦相手SEKISUIチャレンジャーズが最も警戒しなければいけない選手の一人です。

<Defensive Player of the Week>
DBトレヴァーン・グレイグ(SEKISUIチャレンジャーズ)
パッシングオフェンスがチームをけん引するイメージの強い今季のSEKISUIですが、パス守備ではRBT出場8チーム中最も喪失距離が少なく、トータルオフェンスも3位と好調です。クオーターファイナルでは東京ガスクリエイターズを完封しました。その堅固なディフェンスにあってクレイグ選手はチーム最多の5.5タックル、1サック(11ヤードロス)、ロスタックル3回(計13ヤードロス)を記録しました。ディフェンスバック(DB)でありながら、スクリメージライン近くでもラインアップし、積極果敢にオフェンス領域に攻めていく姿勢がロスタックルの多いパフォーマンスを生んでいます。

<Special Teams Player of the Week>
KR/WR木村和喜 (富士通フロンティアーズ)
今季の富士通のスペシャルチームはキックリターン陣の活躍が目立ちます。レギュラーシーズン中のパントリターンまたはキックオフリターンによるタッチダウン数は計5で、X1 Superでトップです。その一端を担うのがワイドレシーバー(WR)兼キックリターナー(KR)の木村選手です。IBM BIG BLUEと対戦したクオーターファイナルでは2回のパントリターンで66ヤード、1タッチダウンをマークし、加えて2回のキックオフリターンで26ヤードを稼ぎました。WRでも2回のパスキャッチで25ヤードを記録しており、マルチパーパスヤードでは優に100ヤード越えを達成しました。

<Play of the Week>
チームの勝利を確実なものにするDB東方嘉永のインターセプト(オービックシーガルズ)
クオーターファイナルの初戦となったオービック対ノジマ相模原ライズの一戦は、最後まで目の離せない好ゲームとなりました。第4クオーター終盤にノジマ相模原がタッチダウンをあげて20対14と6点差に迫ります。オービックはその後のオフェンスでパントに追い込まれ、1分45秒を残してノジマ相模原にオフェンスのチャンスを与えてしまいます。ただし、オービックのパントはゴール前1ヤードまで転がり、ノジマ相模原は自分のエンドゾーンを背負ってのオフェンスとなりました。ノジマ相模原は2回連続のパス成功でファーストダウン更新を重ね、自陣27ヤードまで進みます。そして、3プレーもパスを試みたところ、ノジマ相模原のQBカート・パランデック選手はパスラッシュを受けてやや体勢を崩しながらボールをリリース。ボールはレシーバーまで届かずに失速しますが、パスカバーでドロップしていたオービックのDB東方嘉永選手が、うまく自分の動きをアジャストしてキャッチし、値千金のインターセプトとなりました。

関連リンク

<ゲームリポート>
序盤から猛攻の富士通がIBMを返り討ち 最終節のリマッチ制してRBTセミファイナル進出
SEKISUIが攻守に圧倒し、東京ガスにシャットアウト勝ちでセミファイナル進出
オービックがノジマ相模原との激戦を制しRBTセミファイナル一番乗り

<動画>(XリーグTV on アメフトライブ by rtvへの登録が必要です)
富士通フロンティアーズ vs. IBM BIG BLUE
SEKISUIチャレンジャーズ vs. 東京ガスクリエイターズ
オービックシーガルズ vs. ノジマ相模原ライズ