【X1 Super-X1 Area入替戦】富士フイルム海老名がタイブレークの末に胎内を破りX1 Super残留
2024年11月30日(土) 17:50
X1 SuperとX1 AreaのCENTRALディビジョン入替戦は30日、富士通スタジアム川崎でX1 Super CENTRAL 4位の富士フイルム海老名Minerva AFCとX1 Area CENTRAL 1位の胎内DEERSが対戦した。48分のレギュレーションでは両者譲らず同点。タイブレークでキッカー(K)大野郁哉が決勝の42ヤードフィールドゴールを成功させて、富士フイルム海老名が20対17で勝利した。
今季初勝利をあげた富士フイルム海老名がX1 Super残留を決めた。胎内は昨年の降格後1年でのX1 Super復帰を目指してレギュラーシーズンを全勝で終えたが、目標は来年以降に持ち越しとなった。
序盤は胎内のペースで進んだ。ランニングバック(RB)田頭建佑の38ヤードタッチダウンランで先制し、富士フイルム海老名がK大野のフィールドゴールで反撃した後も、K青木大介のフィールドゴールで7点差をキープした。
後半に入ると富士フイルム海老名が攻撃のリズムを取り戻す。第3クオーター終盤にクオーターバック(QB)を鈴木貴史から吉田廉にスイッチすると、吉田がワイドレシーバー(WR)小山昭瑛に33ヤードのタッチダウンパスを成功させて同点。
さらに、直後の胎内のオフェンスの最初のプレーでインターセプトを奪い、そのチャンスをRB大迫亮太のタッチダウンランにつなげた。
しかし、粘る胎内は第4クオーター残り時間2分50秒でQB西澤凌介がWR前田直輝に5ヤードのスコアリングパスをヒットさせて土壇場で同点とし、試合はタイブレークへと持ち越された。
タイブレーク先攻の富士フイルム海老名はフィールドゴールが失敗。胎内もフィールドゴールブロックとフィールドゴール失敗で得点ができない。富士フイルム海老名は2度目のオフェンスで、大野が再びフィールドゴールに臨む。42ヤードのキックは、左のゴールポストに当たった後にポストの間を通過し、決勝のフィールドゴールとなった。