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リーグ2年目でパスオフェンスに自信を深めるSEKISUI WRナイト 「ギャレットは最高のQB」

2024年12月13日(金) 12:00

【ディフェンダーをカットバックでかわすSEKISUIチャレンジャーズWRブギー・ナイト(中央)  ©X LEAGUE】

ライスボウルトーナメント(RBT)セミファイナルで王者富士通フロンティアーズに挑むSEKISUIチャレンジャーズ。昨年はRBT出場を逃したが、今季はX1 Super昇格以来最多の4勝(2敗)で4強入りを果たした。進境著しいSEKISUIの今季の大きな武器のひとつはパスオフェンスだ。クオーターバック(QB)ギャレット・サフロンが織りなすパスをブギー・ナイト、亀山暉、阿部拓朗のワイドレシーバー(WR)陣がビッグプレーにつなげるシーンが今季も多くみられた。この3人のレシーバーはいずれも今季のパスキャッチ数の上位10傑に入る。トップ10に3人もの選手が入るのはSEKIKSUIだけだ。

2年目のナイトは昨年に続き、2年連続でパスキャッチ数(58)でリーグトップをマークした。獲得距離(662ヤード)は2位、タッチダウンパスキャッチ数は3位と今季も好調だ。そのナイトは「盟友」サフロンを「これまで一緒にプレーしたなかで最高のQB」と評する。

【インタビューに答えるナイト  ©X LEAGUE】

「(自分が好成績を残せたのは)ギャレットの存在が大きいと思う。最初に会ったときからすべてがうまくいっている」とナイトは開幕前のXリーグとのインタビューで語っている。昨年初めて日本でのフットボールに触れたナイトを公私ともに助けてくれたのがサフロンだった。「ギャレットは僕よりも長く日本でプレーしているから、ほかの選手ともコミュニケーションがよくとれている。日本の文化や習慣、フットボールについて熟知していて、何よりもリーダーシップがある」

「このチームにはいいレシーバーが揃っている。阿部、亀山、藤(俊輔)はフィールドを広く開けることができる」とナイトはレシーバーメートの存在も高く評価する。「ディフェンスのカバーも彼らに分散するから、僕がディフェンダーとの1対1になって勝つチャンスを与えてくれる。1対1の対決で勝つことに誇りを持っているし、自信もある」

【SEKISUI QBギャレット・サフロン(中央)  ©X LEAGUE】

ナイトはフットボールにおける目標をリストアップして紙に書き、それを毎日読むのだという。そうすることで目標を一つひとつクリアしていくのだ。昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたことも、今年1月のDream Japan Bowl 2024で日本側の一員に選抜されてプレーしたことも、すべて紙に書いて達成してきた。今、彼のリストにあるものはライスボウル出場と日本一だ。