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日本フラッグフットボール選手権 男子はリバーサイドギャンブラーズ市川、女子はヒューペリオン東京が日本一に輝く 

2025年03月30日(日) 22:22

【ディフェンダーをカットバックでかわすリバーサイドギャンブラーズ市川の小阪田大誠(左)  ©X LEAGUE】

2024年度日本フラッグフットボール選手権(主催:公益社団法人日本アメリカンフットボール協会、公益財団法人日本フラッグフットボール協会、協力:一般社団法人日本社会人アメリカンフットボール協会)は30日、富士通スタジアム川崎で決勝が行われ、男子は東日本1位のリバーサイドギャンブラーズ市川が延長戦で西日本1位の京都ジュベナイルズを破り、2年連続2度目の優勝(前身大会を含めると6度目)を決めた。女子はヒューペリオン東京(南関東1位)が東京ヴェルディフラッグフットボールチーム・ローゼス(同2位)を26‐19で下して、3年ぶり2度目(前身大会を含めると4度目)の日本一に輝いた。

市川と京都の試合は土壇場で市川が追いつく展開で33‐33の同点で前後半を終えた。タイブレーク方式の延長戦で、市川がタッチダウンを奪って勝利した。

女子はヒューペリオンが序盤からリードする展開のまま、堅守にも助けられて逃げ切った。

【プレッシャーを受けながらパスを投げるヒューペリオン東京のQB上松あかり(左)  ©X LEAGUE】

また、試合会場にはNFLバッファロー・ビルズのセーフティ(S )ダマー・ハムリン選手が来場し、心肺蘇生法の啓もうイベントに参加するとともに、試合前に挨拶を行った。ハムリン選手は2023年1月2日にオハイオ州シンシナティで行われたNFL公式戦で、相手チームの選手をタックルした後に心停止となったが、フィールド上で心肺蘇生法を受けるとともに搬送された病院での治療によって一命をとりとめた経験がある。翌年には戦列復帰し、昨年はスターターとしてチームの5年連続地区優勝に貢献した。ハムリン選手の財団「Chasing M’s Foundation」と旭化成ゾールメディカル株式会社、ハムリン選手がアンバサダーを務めるアメリカ心臓協会の協賛で、5台のAED(自動体外式除細胞器)が日本に寄付された。

【メディアセッションで笑顔を見せるバッファロー・ビルズSダマー・ハムリン選手  ©X LEAGUE】