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【フラッグフットボール】インターナショナルボウルは男女ともに1勝3敗で終了 Xリーグから男子5人が参戦

2025年06月24日(火) 11:00

【第1日目のカナダ戦でプレーする奥田凌大(富士通フロンティアーズ) ©JAFA/HUDDLE】

フラッグフットボールの国際親善大会「インターナショナルボウル」(米ロサンゼルス)は22日(日本時間23日)に最終日を迎え、全日程を終了した。Xリーグから5人が選手として参加している男子チームは第1日(21日)にオーストラリアに42対7で勝利したが、その後はカナダ(28‐30)、アメリカ(38‐44)、カナダ(再戦、21‐40)に敗れて1勝3敗で大会を終えた。

【ボールを持って走る近江佑璃夏(左 東京ヴェルディ・ローゼス) ©JAFA/HUDDLE】

女子はオーストラリアに勝利(34‐21)したが、カナダ(26‐40)、アメリカ(0‐31)、ドイツ(13‐10)に敗れてこちらも1勝3敗だった。

男子の日本選抜チームにはXリーグから阿部裕介、奥田凌大、木村和喜、松井理己(以上富士通フロンティアーズ)、谷口雄仁(東京ガスクリエイターズの5人が参加していた。

【監督・選手のコメント】
総監督兼男子日本選抜ヘッドコーチ・岩井歩:米国とカナダは世界のトップ5にいるチームで、そこを相手にきちんと勝負できたというのはポジティブにとらえたい。ただ、勝たないと意味がないので、そこにこだわったチームづくりをしていきたい。そのためのいいきっかけというか、モチベーションを選手一人ひとりが持てたことは、意味のある遠征だったと思う。選手が一番悔しさを感じてくれていると思うので、それをバネにして、輪をかけて強いチームになるだろうと思っている。

男子日本選抜主将・奥田凌大(富士通フロンティアーズ):できたこと、できなかったことが明確になった。1対1で勝負できる部分もあったし、波に乗っていい雰囲気でいるときは攻守ともに攻撃的ですごくよかったと思う。一方、経験値のなさで反則が多かったり、リードされているときのチームの雰囲気がよくなかったりした。今回のメンバーが中心となって、日本での練習の質を今までより圧倒的に変えてやっていかないと、世界相手には日本はまだまだ脅威ではない。そこを目指して、アジアを圧倒する日本を見せ付けたい。

男子日本選抜・松井理己(富士通フロンティアーズ):海外との差はそこまで感じたわけではなく、戦えたなというのはあるが、勝ち切れない、負けという結果がある。攻撃はアサイメントミスや反則、ターンオーバーがすごくキーになっているし、守備は逆にターンオーバーを狙っていかないと、攻撃のタッチダウンにつなげられない。海外と戦う上では、そのあたりの精度の高さが求められるということを強く感じた。

女子日本選抜ヘッドコーチ・井川宅朗:今回の大会は1対1、ファンダメンタルというところにこだわってやってきた。試合の結果は望むものではなかったが、とてもいいプレーがたくさんあった。いろいろな選手を出場させることができ、選手たちの海外での生活ぶりや試合に入っていくまでの行動、プレーなど、いろいろな一面が見られてよかった。引き続きファンダメンタルにはこだわるが、これからはフィジカルのフェーズに入っていく。

女子日本選抜主将・近江佑璃夏(東京ヴェルディ・ローゼス):今大会が初めての国際大会になった選手も、国際大会を経験している選手も、いいところも悪いところもあった。今年はワールドゲームズ、アジア・オセアニア大陸選手権と2大会、悔しい思いをぶつけられるチャンスがあるので、日本に帰ってからしっかり成長していきたい。