ニュース

【RBTクオーターファイナルの見どころ】オービックの精密パスか、エレコム神戸のピンデルの脚か 激突再び

2025年11月20日(木) 13:00

【オービックシーガルズWR渡邊ジャマール(左)  ©X LEAGUE】

総合2位のオービックシーガルズと、同7位でプレーオフ滑り込みを果たしたエレコム神戸ファイニーズが激突する。第5節ではオービックが勝利したが、終盤まで食らいついたエレコム神戸の粘りも光った。リーグトップのタッチダウン数を誇るオービックQBピアース・ホリーと、走力で流れを変えるエレコムQBデビッド・ピンデル。スタイルの異なる両司令塔の戦いが、再び熱を帯びる。

オービックは、攻守のバランスにおいてリーグ屈指。エースQBホリーは、パス獲得ヤードとタッチダウン数でリーグトップを独走し、21タッチダウンに対して被インターセプトはわずか2つという抜群の安定感を誇る。その正確無比なパスを、WR渡邊ジャマールやWR佐久間優毅らが確実にキャッチし、破壊力のあるオフェンスを構築してきた。

【エレコム神戸ファイニーズQBデイビッド・ピンデル(左)  ©X LEAGUE】

対するエレコム神戸は、最終戦でプレーオフ進出を決めた粘りのチーム。鍵を握るのはQBピンデルの走力だ。爆発的な初速と視野の広さを生かし、パスではWR内田大喜とのコンビでビッグゲインを狙う。第5節の対戦では25対34でオービックに敗れたが、当時ピンデルはランを17回で11ヤードに封じられている。ここでどこまで修正できるかが勝敗を左右する。守備ではLBコルビー・キャンベルが相手QBへの圧力を強め、リズムを崩したい。

一方、オービックのDBジェイソン・スミスはリーグトップ3インターセプトを記録し、最後の砦として存在感を放つ。総合力のオービックか、勢いのエレコム神戸か。リベンジに燃える挑戦者が牙城を崩せるかに注目だ。