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【RBTクオーターファイナルの見どころ】リマッチの舞台で明暗を分けるのは ノジマ相模原と富士通、実力伯仲の一戦

2025年11月20日(木) 15:00

【ノジマ相模原ライズQBカート・パランデック(右)  ©X LEAGUE】

第2節の再戦となるノジマ相模原ライズ対富士通フロンティアーズ。第2節ではノジマ相模原が接戦を制したが、勝敗を左右する要素は紙一重だ。ノジマ相模原はQBカート・パランデックとWRテイ・カニンガムのホットラインで攻撃を牽引。対する富士通はQB高木翼を中心に、松井理己、サマジー・グラントら多彩なレシーバー陣で応戦する。実力伯仲の両雄が、準決勝進出を懸けて激突する。

総合4位のノジマ相模原と、5位の富士通――ライスボウルトーナメント1回戦で最も拮抗した一戦だ。両チームは第2節でも対戦しており、そのときはノジマ相模原が終盤に2タッチダウンを奪い劇的勝利を収めた。ノジマ相模原の司令塔パランデックは、パス獲得ヤードでリーグ3位、ランでも4位とバーサタイル(多彩)な働きを見せる万能QB。WRカニンガムとのホットラインは破壊力抜群で、個人技でも試合を動かせる存在だ。地上戦では昨年のリーディングラッシャー吉澤祥の復帰が焦点。復帰すれば攻撃の幅は格段に広がる。

【富士通フロンティアーズWRサマジー・グラント  ©X LEAGUE】

一方の富士通は、QB高木が安定したパフォーマンスを維持。松井、グラント、木村和喜ら豪華レシーバー陣を巧みに使い分け、精度の高いパス攻撃で得点機をうかがう。課題はラン攻撃。第2節では44ヤードに封じられただけに、RBトラショーン・ニクソンと三宅昂輝の再起が不可欠だ。

ディフェンスではターンオーバーが勝敗を左右する。ノジマはリーグ最多インターセプトのDB宮本侑知を軸に、ボールハンターが揃う。一方の富士通も総合的に守備力高く、パランデックの自由をどこまで奪えるか。紙一重の攻防の中で、わずかな判断と精度の差が勝敗を決するだろう。