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【ヒーローインタビューをもう一度】日本社会人選手権歴代MVPからのメッセージ③山田晋三さん

2019年12月12日木 11:00


山田晋三(2001年大会MVP)
アサヒ飲料チャレンジャーズLB#31/現IBMビッグブルーシニアディレクター

関西学院大学出身。「串刺しシンゾウ」の異名を持つハードヒッターとしてアサヒ飲料チャレンジャーズの守備の中核を担い、2000年、2001年の日本社会人選手権連覇に貢献。史上稀に見る守備戦となった2001年大会では、試合終盤に逆転インターセプトリターンタッチダウンを奪いMVPに輝いた。2003年よりNFLヨーロッパ参戦、同年NFLタンパベイ・バッカニアーズの招聘を受け、トレーニングキャンプ参加。2014、2017年にヘッドコーチとしてIBMビッグブルーを率いジャパンエックスボウル出場。


①日本社会人選手権の思い出
1998年から2年連続で準決勝で敗れ、今年こそはと強い気持ちで臨んだ結果、2000年に日本社会人選手権(東京スーパーボウル)に初出場、そして2001年に連覇を達成することができました。2000年の時は試合直前に怪我をしたこともあり、自分自身のパフォーマンスは散々でしたが、(中村)多聞さんたちの活躍で優勝することができました。当時はコーチングスタッフも豪華で、富士通前ヘッドコーチの藤田(智)さんがヘッドコーチ、のちに日本代表ヘッドコーチを務める森(清之)さんが守備コーディネーターという布陣。チーム自体にとても勢いがありました。何よりも準決勝でシーガルズに勝って決勝へ進めたことがとても嬉しかったことを覚えています。選手も多士済々で、指折り数えるとキリがないのですが、中でも印象深いのは同期で京都大出身のLB阿部拓朗さんと立命館大のキャプテンだったOL昌原史卓さんの二人です。学生時代には顔を見たくもないほどのライバルと同じチームで目標を達成できたことはまさに社会人フットボールならでは。非常に価値のあることだと思います。

日本社会人選手権の相手は2年連続で松下電工インパルス(現パナソニックインパルス)でした。荒木延祥監督(当時は主将・RB)とは私がLBだったこともあり試合中に常にバチバチやり合ってましたね。当時からとにかく気合いの入り方が凄まじかったです。

②アメリカンフットボールの魅力について
アメリカンフットボールに限らず、スポーツでしか学べない教育的価値があることをスポーツを通じて伝えていきたい気持ちが根底にあります。小学生の頃にアメリカに住んでいたのですが、英語も喋れずなかなか友達もできない環境の中で、アメリカンフットボールを始めたことで周りがリスペクトしてくれるようになりました。アメリカンフットボールに救われたわけです。次第に英語も身に付き、結果的にこうして海外でプレーしたり、仕事をしたりという人生を歩んでくることができたので、できる限りアメリカンフットボールを通じて恩返しをしていこうと思っています。最終目標は日本人のNFL選手の輩出ですが、その夢を実現するための道筋としてCFLとの提携を含めた海外挑戦を助ける仕組みづくりや海外からの受け入れ態勢の整備に挑戦していきたいです。

CFLのチャンピオンシップゲーム(グレイカップ)を観てきたのですが、リーグの9チームそれぞれのジャージを着たファンが一堂に会して、プレゲームイベントでも各チームがブースを出していて、全員で楽しもうという姿勢はXリーグでも参考になるのではないかと思いました。今回のJXBにはCFLのコミッショナーも来られるので、日本のフットボールの盛り上がりと底力を見せたいですね。

③ファンの皆様、選手へのメッセージ
(学生選手の皆さんへ)とにかくXリーグでプレーしてください。多様なバックボーンを持ったチームメイトとの出会いは間違いなく人生を豊かにしてくれます。仕事でもフットボールでも高みを目指すことで得られる経験は何物にも代えられません。また、仕事とフットボールを両立するためにはタイムマネジメントが必須ですが、時間とどう付き合うかは仕事のみならず、キャリアの様々なステージで成功を助けてくれるはずです。

(ファンの皆様へ)特にアメリカンフットボールを初めて観る方に楽しんでいただきたいのは「スピード感」です。ヘルメットやプロテクターを着用している分、選手は寸止めすることなく思い切って当たることができます。フルスピードで大男がぶつかり合うスポーツはアメリカンフットボール以外ではそうありません。

どのプレーが勝敗を決めるのかわからないというのもアメリカンフットボールの特徴です。常にチャンスとピンチが表裏一体なのです。そういう意味では目を離せる瞬間は一つもありません。「瞬き禁止」が私からのファンの皆様へのメッセージです!

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