ノジマ相模原 城ヶ滝ヘッドコーチ「日本一以外の目標はあり得ない」
2020年07月23日(木) 13:34
毎回ゲストスピーカーを招いて行われるオンラインQ&Aセッション「アメフトークスタンド」。7月22日のゲストは、古巣に指揮官として10年ぶり復帰したノジマ相模原ライズ・城ヶ滝一朗ヘッドコーチ。
2010年に現役を引退後は一ファンの立場でチームを応援してきた城ヶ滝HC。そろそろフットボール界へ恩返ししたいと考えていたタイミングで、かつてのチームメイトでもあるノジマ相模原ライズ石井GMより連絡を受けた。まさかのヘッドコーチ就任要請に戸惑うも、最後は石井GMの熱意に応える形で快諾した。指導者未経験ながら、「フットボールはキッキングから」という身上のもと、キッキングコーディネーターも自ら買って出た。
就任にあたっては大産大附属高ファイティングエンジェルス時代の恩師、山嵜隆夫監督に相談しアドバイスを受けたという。
キャプテン経験者でもある城ヶ滝HCは「キャプテンの時はただ前を向いて走っていればよかった。ヘッドコーチは横も見て、時にはメンバーの手を引っ張ることも必要」と違いを説明する。チームに求めるのは、「一人ひとりが日本一にふさわしい存在であること」。現役時から変わらぬ理念をヘッドコーチの立場でもブレることなく貫く。闘将スタイルは健在だ。
Q&Aセッションの中でも「キャプテンとしてどんな言葉を発信していくべきか」との質問に、「目標に向かって強い気持ちを持ち続ければ言葉は後から付いてくる」と母校東海大学トライトンズの後輩にエールを送った。
熱血漢として知られるが、「昔からよくイジられる。肝心なところで噛むし(笑)。今も似たようなものです」と笑う。「フットボールは楽しくやりたい」とも。
最後に今年の目標を聞かれ、「日本一。自分が戻ってきた以上、日本一以外の目標はあり得ない」と闘将の顔に戻って力強く締めくくった。