オール三菱が2020年秋季公式戦出場辞退、東京ガスは遠征見合わせ【プレスリリース】

2020年9月18日発行
プレスリリース

XリーグはX1Superに所属するオール三菱ライオンズが2020年シーズン秋季公式戦への出場を辞退したこと、ならびに、東京ガスクリエイターズが遠征を伴う試合への出場を見合わせることを発表いたします。また、これに伴い、X1Superの秋季公式戦日程を変更することとなりましたのでお知らせいたします。

新型コロウイルス感染症（COVID-19）の流行拡大による影響を鑑み、オール三菱より今年の秋季公式戦への出場を辞退したいとの申し出があり、加えて、東京ガスからは遠征を伴う試合への出場を見送りたいとの通達を受けて、Xリーグは昨今の難しい状況を踏まえて苦渋の決断をなされた両チームの判断を理解し、尊重し、支援することを表明いたします。

オール三菱ライオンズ
いつもオール三菱ライオンズを応援してくださり、ありがとうございます。このたびの新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様、および影響を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。われわれ、オール三菱ライオンズは、リーグ戦参加への道を模索してこれまで協議を重ねてまいりましたが、選手の所属企業が担っている経済インフラとしての役割と社会的な位置付けを重く受け止め、10月に開幕するリーグへの出場を辞退する運びとなりましたのでここにお知らせいたします。春季より感染予防策を施したうえで個々人のトレーニングを積み重ねてはまいりましたが、シーズン開幕に向けてはチームコンディションの遅れが否めず、選手の安全と健康を深く考慮したことも、このたびの判断要因のひとつとなっております。協会関係者の皆様をはじめとして、多くのチーム関係者、ファンの皆様がリーグ開幕に向けてご尽力されている中でこのような決断に至ったことは大変遺憾ではありますが、感染拡大防止という観点から、熟慮を重ねてこのような判断となりましたことをご理解いただければ幸いです。今後ともオール三菱ライオンズへ変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

東京ガスクリエイターズ
東京ガスクリエイターズ（以下、クリエイターズ）は、メインスポンサーである東京ガス(株)と協議した結果、2020年シーズンにおける遠征を伴う試合を辞退することとなりました。東京ガス(株)は、お客さまとの多くの接点を持つ公益事業を営んでおり、多くの選手が所属するクリエイターズとしても、新型コロナウイルス感染症の拡大防止およびエネルギーの安定供給の観点から、チームとしての遠征について自主的に規制することとしました。関係各位には多大なるご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳なく存じますが、何卒ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。今後とも東京ガスクリエイターズへのかわらぬご支援をよろしくお願いいたします。

今回の公式戦出場辞退、ならびに、遠征を伴う試合への出場見送りという両チームの決断を受け、Xリーグは下記の通り、試合形式、日程、および、会場を調整することとなりました。
1）A、Bブロックに分かれてのミニリーグ戦形式はそのまま継続とし、Aブロックは4チーム（富士通、エレコム神戸、IBM、ノジマ相模原）、Bブロックは3チーム（オービック、パナソニック、東京ガス）として、公式戦を実施する。
2）東京ガスが関西へ遠征して行われる予定であったパナソニック – 東京ガス戦は、パナソニックが関東へ遠征することにより、実施する。

今年の開催におきましては「ファンを含めた関係者全員の安全と健康」がXリーグにとっての最優先事項です。そのうえで、この決定に際しては、試合に向けて準備に励んできた選手はもちろん、その勇姿を見たいと試合の観戦を楽しみにしてくださっているファンの皆さまのお気持ちを大事に考え、試合数を減らさずに実施するという方針を立てました。また、その対応策においては考え得るあらゆるケースを検討しながらも、対応に伴い発生するさまざまなオペレーションの変更の極小化を優先した判断をいたしました。その結果、ブロック編成はそのままとし、パナソニックが東京ガス戦のために関東に遠征して試合を成立させることに決定いたしました。大阪を活動拠点とするパナソニックインパルスは今シーズンに出場する全試合が関東地区での開催となりますが、前例のないコロナ禍において、リーグ所属の各チームが「共助の精神」で団結すべきとの判断により、遠征による試合成立を決断していただきました。地元での応援を楽しみにされていたパナソニックファンの皆様には大変ご迷惑をおかけすることになりますが、何卒、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。