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今季初戦のオービック、東京ガス相手に指揮官の復帰戦白星なるか【X1 Super第2節の見どころ】

2020年11月06日(金) 07:50

【画像:2019年シーズンより】

大橋誠ヘッドコーチ(HC)が5シーズンぶりに指揮官に戻ってきたオービックシーガルズが8日(日)、東京ガスクリエイターズと富士通スタジアム川崎で今季初戦を迎える。

第1節がバイウイークだったオービックの大橋HCは今季の注目選手として、攻撃ではクオーターバック(QB)ジミー・ロックレイ、守備ではディフェンスバック(DB)ブロンソン・ビーティーを挙げている。新加入の選手では、カレッジフットボールの名門UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)でプレーした実績があるオフェンスライン(OL)庄島辰尭、CFL(カナディアン・フットボール・リーグ)の2020年ドラフト候補に選出されたキッカー(K)山崎丈路の活躍に期待がかかる。昨季の東京ガス戦で9つのタッチダウンを奪う猛攻を見せたオービックが7年ぶりの王座奪還に向けて白星発進を狙う。

一方の東京ガスは第1節でパナソニックインパルスを相手に38対0と完敗した。それでも、守備陣が3サックと気を吐き、パス守備でも146ヤードの喪失に抑えている。オービック戦ではもちろんパス守備も重要だが、パナソニック戦で158ヤード喪失と崩壊したラン守備の立て直しが急務だ。オービックには日本トップクラスのスピードを持つRB李卓がいるだけに、スクリメージの勝負では押し込まれないようにしたい。攻撃では、パナソニック戦で4インターセプトを喫したQB若林駿太の巻き返しに望みをつなぐ。強豪オービックの牙城を崩すのは容易でないが、攻守でミスなくプレーし、無駄な失点をなくして相手を慌てさせられれば勝機を見いだせるかもしれない。