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【X1 Super】富士通がエレコム神戸に快勝! 5連覇のかかるJXBでオービックと対戦

2020年11月22日(日) 23:37

22日(日)、X1 Super秋季公式戦第3節の富士通フロンティアーズ対エレコム神戸ファイニーズ戦が富士通スタジアム川崎で行われた。

富士通は勝てば文句なし、エレコム神戸は12点差以上で勝利すればJAPAN X BOWL出場が決まる試合は、富士通が攻守で圧倒し、34対3で快勝した。Aブロックを無傷の3連勝で勝ち抜き、前人未到の5連覇に一歩近づいた富士通は12月15日(火)に東京ドームで行われるJXBで、Bブロックを勝ち上がったオービックシーガルズと社会人日本一をかけて激突する。

エレコム神戸は最初のドライブでクオーターバック(QB)コーディ・ソコールが投じたパスを、富士通のディフェンスバック(DB)高口宏起にインターセプトされてしまい、攻撃権を奪取した富士通はこの好機にワイドレシーバー(WR)松井理己が10ヤードタッチダウンランを決めて幸先良く先制。なおも富士通は、QBマイケル・バードソンが中央を突くランでエンドゾーン内にボールを持ち込んで加点した後、さらにソコールのパスをインターセプトして攻撃権を得ると、キッカー(K)西村豪哲の36ヤードフィールドゴールにつなげて3点を追加した。

これ以上離されたくないエレコム神戸は徐々にディフェンスが機能し始め、富士通の前進を阻んでいく。前半最後の攻撃シリーズではエレコム神戸がフィールドゴールで3点を返し、富士通の14点リードで前半を終えた。

第2クオーター早々に得点を挙げてからは得点が止まっていた富士通だったが、後半最初のドライブで、バードソンが相手守備につかまれながらもパスを投げ、これをエンドゾーン中央付近に切り込んできた松井が相手守備と競り合いながら好捕してエレコム神戸を突き放す。さらにフィールドゴールで得点を積み重ねると、第3クオーター終了間際から途中出場したQB高木翼が、右サイドを縦に走って相手守備を抜き去ったWR柴田源太にドンピシャのタッチダウンパスを通してダメを押した。

一方、オフェンスラインが富士通の強力な守備ラインにことごとく突破されたエレコム神戸は、頼みのソコールとWRアルフォンソ・オヌワーとのホットラインが分断されて最後までエンドゾーンが遠かった。

富士通は攻撃が4つのタッチダウンを奪えば、守備も7サック、ノータッチダウンと攻守でエレコム神戸を圧倒。8年連続12度目の頂上決戦に向けて弾みをつけている。

敗れたエレコム神戸はランではわずか10ヤードに抑えられ、パスも3インターセプトと良いところがなく、悲願の日本一は来年以降に持ち越しとなった。

試合の模様は『XリーグTV Powered By イレブンスポーツ』にて見逃し配信中だ。