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関西学院大学、ライスボウルのオービック戦は「OLの踏ん張り」と「気持ち」がカギ

2020年12月30日(水) 12:10

年明け1月3日(日)に東京ドームで行われる第74回ライスボウルを前に、学生王者の関西学院大学ファイターズが29日(火)にオンライン記者会見を開き、社会人チャンピオンであるオービックシーガルズ戦のキーポイントなどを話した。

第74回ライスボウルは1クオーターの時間がこれまでの15分から12分に変更となるが、大村和輝監督は「力差が基本的にあるのでメリットしかない」と試合時間の変更を歓迎する。オービックの注目選手については、「クオーターバック(QB)ジミー・ロックレイとランニングバック(RB)李卓」を指名したことに加え、「ディフェンスラインが段違いに強い」とジャパンエックスボウルで強豪の富士通フロンティアーズをわずか7点に抑えた守備陣を警戒していた。

その一方で指揮官は「奥野(耕世)、三宅(昂輝)、鈴木(海斗)はある程度計算できるので、オフェンスラインがどこまで頑張れるか」とスクリメージラインの攻防を勝敗のキーポイントに挙げている。

関西学院大学はライスボウルには学生最多となる14回目の出場。優勝は1回で、2002年のアサヒ飲料チャレンジャーズ戦まで遡る。今回顔を合わせるオービックとは2012年から3年連続で対戦し、いずれも社会人の厚い壁に跳ね返されてきた。それだけに、主将のRB鶴留輝斗は「必ず勝ちにいく」というチームで決めた強い気持ちを胸に頂上決戦へ挑む。