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Xリーグ王者の重圧とも戦ったオービック指揮官、学生チャンピオンを下して「心底ほっとした」

2021年01月04日(月) 07:10


「心底ほっとしました」

オービックシーガルズの大橋誠ヘッドコーチは、3日(日)に東京ドームで行われた第74回ライスボウルで関西学院大学ファイターズを35対18で下してほっと胸をなで下ろした。

昨年まで社会人王者が11連勝と学生チャンピオンを圧倒し、下馬評では圧倒的有利の状況だったオービック。しかし、いざ熱戦の幕が切って落とされると、関学大の奮闘もあった前半は14対12とオービックのリードはわずか2点にとどまった。それでも、後半は社会人チャンピオンが格の違いを見せつけて連続タッチダウンを奪い、食い下がる学生王者を突き放した。

勝利の要因となった後半2回の得点は、クオーターバック(QB)ジミー・ロックレイからワイドレシーバー(WR)野崎貴宏への53ヤードタッチダウンパスと、WR西村有斗の49ヤードタッチダウンランだが、前者は3プレー、後者はわずか1プレーでエンドゾーンまでボールを運んでおり、これにはオービックの指揮官も「少し綺麗にできすぎた」と驚きを隠さない。

「社会人チャンピオンとして学生王者と戦うので、勝たないといけないという使命を持って戦っている」と語り、目に見えないながらも強烈なプレッシャーとの格闘だったと明かした大橋HC。それだけに、Xリーグ王者として果たした重責に安どの表情を浮かべていた。