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【X1 Area】白熱の好ゲームはラストプレーのフィールドゴールでアサヒ飲料クラブチャレンジャーズに軍配

2021年08月29日(日) 00:26

X1 Area西日本開催のオープニングゲームはイコールワン福岡SUNSとアサヒ飲料クラブチャレンジャーズの顔合わせで行われ、好カードにふさわしく最終プレーで勝敗が決する劇的な幕切れとなった。

前半は完全にチャレンジャーズのペースだった。クオーターバック(QB)ギャレット・サフロンの2つのタッチダウンパスなどで17-7と大きくリードして折り返した。

しかし、後半になるとSUNSの攻守が次第にかみ合った展開になる。第3クオーターの立ち上がりこそチャレンジャーズのフィールドゴールで20-7と点差を広げられてしまうが、QB西山雄斗からワイドレシーバー(WR)和田俊亮への33ヤードタッチダウンパス、QB伊藤嵩人からWRドニー・キングJr.への21ヤードタッチダウンパスで連続得点をあげ一気に21-20と逆転する。

ところがその約5分後にはサフロンとジョンソンのアメリカ人コンビでタッチダウンを奪い返す。点差を7にしようと試みた2点コンバージョンは失敗に終わり、点差は5のまま試合は終盤に差し掛かる。

そして、試合時間残り43秒でSUNSは西山からWR岩永悠暉へのタッチダウンパスで26-21と再逆転に成功する。当然ながらここで2点コンバージョンに挑むが西山のパスが失敗に終わり、わずか1点差のまま試合は最後の43秒の攻防へと突入した。

自陣10ヤードからオフェンスをはじめたチャレンジャーズはパス失敗と反則を挟みながらサフロンがWR亀山暉にパスを集中させ、23、28、6ヤードのパス成功で敵陣18ヤードまで攻め込む。最後はキッカー(K)が35ヤードのフィールドゴールを成功させて激戦にピリオドを打った。