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富士通DB奥田、試合の流れ変えたインターセプトは「準備していたことができた」

2021年09月22日(水) 12:35

2年ぶりの王座奪還を目指す富士通フロンティアーズは、20日の東京ガスクリエイターズ戦を苦しみながらも勝利して開幕2連勝を飾った。

富士通にとって東京ガスは、2年前の対戦で65対0と快勝した相手。それでもこの日は、フィールドゴールが2回ブロックされるなど容易にスコアを積み重ねることができず、試合終盤まで肝を冷やした。それだけに富士通の山本洋ヘッドコーチ(HC)は、「素直に2試合勝てたことは嬉しい」と内容よりも結果に一安心していた。

試合の流れを変えたのは、富士通の6点リードで迎えた最終クオーターの富士通ディフェンスバック(DB)奥田凌大(上段写真)のインターセプトだった。第3クオーター最後のドライブでパントに終わり攻撃権を相手に渡していた富士通だったが、奥田が東京ガスのクオーターバック(QB)ジェロッド・エバンスが投じたパスを12ヤード付近でキャッチ。そのままエンドゾーン内にボールを持ち込み傾きかけたモメンタムをぐっと引き寄せた。

値千金のインターセプトを決めた奥田は、「それまでも同じようなプレーがいくつかあったので、事前にサイドラインで準備していたことがしっかりとフィールドで出すことができました」と胸を張った。

富士通は第3節のオール三菱ライオンズ戦が不戦勝のため、次は16日のIBM BIG BLUE戦。身長176センチの奥田は「DBについては、レシーバーとの1対1のところで課題があると感じた。IBMも外国人レシーバーがいるので、しっかりと1対1で勝てるように準備していきたい」と話し、およそ1か月の準備期間で長身の外国人相手にも負けないために自己研鑽する。

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富士通 vs. 東京ガス
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