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【X1 Super第3節の見どころ】オービックとノジマ相模原の一戦はDBの出来が勝敗を左右か

2021年10月01日(金) 14:00

オービックシーガルズとノジマ相模原ライズが、10月3日に富士通スタジアム川崎で対戦する。第2節まで終了して、昨シーズン王者のオービックが2勝を挙げているのに対して、ノジマ相模原が2連敗と対照的な両チーム。勝負のカギはディフェンスバック(DB)の出来がカギを握りそうだ。

今シーズン初戦となった前節でIBM BIG BLUEを下し、第1節の不戦勝と合わせ2勝目を挙げたオービック。今季初の実戦にもかかわらず、攻守ともに安定していた。攻撃ではクオーターバック(QB)ジミー・ロックレイとタイトエンド(TE)ホールデン・ハフ(上段写真)のホットラインが機能。身長198センチのホフは、前半だけでパス5回捕球、101ヤード、2タッチダウンをマークして第2節のX1 Super週間MVP(オフェンス)に選ばれた。身長190センチのリー・ハイタワーらを擁するノジマ相模原のDBとのマッチアップは見ごたえがありそうだ。守備では、第2節でインターセプトを記録した小椋拓海、久保颯、北村優のセカンダリー陣が相手司令塔のカート・パランデック(下段写真)の高精度のパスに守備網を張り巡らす。

対するノジマ相模原は、2連敗ながら試合内容は悪くない。あとは結果だけだ。QBパランデックは、2試合でパス成功率が64.7%と高確率で決めている。メインターゲットのワイドレシーバー(WR)八木雄平は、リーグトップの3タッチダウンパスをキャッチ。地上戦でも、ランニングバック(RB)吉田光輝がリーグ2位の146ヤードをマークしている。課題は、ファンブルやインターセプトのミスを少なくすることか。前節ではいずれも失点に結びついているだけに、強豪相手には不用意な失点を防ぎたいところだ。さらに、ランによるタッチダウンが今季ゼロなので、ゴール前ではパランデックのパス以外のオプションでも勝負したい。