【X1 Super第3節の見どころ】上り調子の東京ガス、エレコム神戸戦で2年ぶりリーグ戦白星なるか

エレコム神戸ファイニーズと東京ガスクリエイターズが、10月3日にエキスポフラッシュフィールドで対戦する。エレコム神戸は1勝1分けと黒星なしに対して、東京ガスは2敗と白星なし。対照的なチームの対戦だが、今季未勝利ながら上り調子の東京ガスが格上のエレコム神戸から金星なるか注目が集まる。

エレコム神戸は、前節のオール三菱ライオンズ戦が不戦勝。第1節からおよそ1か月ぶりの実戦となる。今季初戦のIBM BIG BLUE戦では、アルフォンソ・オヌワー（上段写真）が2つのキックオフリターンタッチダウンを決めて、低調に終わったオフェンスの穴を埋めた。スピードスターのオヌワーのリターンは、第3節の東京ガス戦も武器となりそうだ。一方、IBM戦で413ヤードを許したパス守備の改善は、パス攻撃が強力な東京ガス戦に勝利するには必要条件となる。ディフェンスライン（DL）カーデル・ローリングスを軸に前線からプレッシャーをかけたい。

一方、前節で富士通フロンティアーズに善戦した東京ガス。後半に一時は6点差まで詰め寄るなど、2年前は65対0で完敗した相手に最後まで闘志をむき出しにした。攻撃ではクオーターバック（QB）ジェロッド・エバンス（下段写真）が今季2試合目にしてチームにフィット。特にワイドレシーバー（WR）ナムディ・アグードとのホットラインは強力な富士通守備にも十分に通用した。また、スピードある新人のWR林裕嗣もエバンスと息が合い、随所で良いプレーを見せただけに、パス攻撃は大きな力を発揮しそうだ。ディフェンスでは、昨季までエレコム神戸に所属したディフェンスバック（DB）ショーン・ドレイパーに注目する。前節ではレシーバーとしてもプレーして攻守で存在感を見せた身長188センチのDBは、第3節でも古巣相手に攻守で牙をむくだろう。エレコム神戸は2019年の対戦で21対16と勝利まであと一歩に迫った相手。前節のような戦いを見せられれば、2019年第5節ノジマ相模原ライズ戦以来2年ぶりのリーグ戦勝利も現実味を帯びてくる。