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【X1 Super】王者オービックが4連勝、守備とラン攻撃が機能して東京ガスを零封

2021年10月17日(日) 20:05

X1 Superレギュラーシーズン第4節のオービックシーガルズ対東京ガスクリエイターズの一戦が富士通スタジアム川崎で行われた。寒風が吹く悪コンディションの中行われた試合は、守備とラン攻撃が機能したオービックが、23対0の完封勝利。開幕からの連勝を4に伸ばして、勝ち点12とした。敗れた東京ガスは、1勝3敗。

先制したのは王者オービックだった。第1クオーターはお互いの守備が踏ん張り両軍無得点に終わり、その後もこう着状態が続いていた。しかし、オービックは敵陣37ヤードからスタートしたドライブでランニングバック(RB)地村知樹の3連続ランでレッドゾーン内へ侵入。すると、クオーターバック(QB)ジミー・ロックレイ(上段写真)が相手守備のラッシュを交わし、エンドゾーン内のワイドレシーバー(WR)西村有斗へ14ヤードタッチダウンパスを成功させ均衡を破った。

なおもオービックは、東京ガスが自陣42ヤードで試みたフォースダウンギャンブルをストップして攻撃権を奪取。この好機に、ゴール前1ヤードでランニングバック(RB)望月麻樹(中段写真)が一度は止められたかに見えたが、セカンドエフォートでエンドゾーン内へ飛び込み加点。前半終了間際の2分で2タッチダウンを挙げた昨季王者は、14点リードで前半を折り返した。

後半に入っても両チームの守備が奮闘してスコアボードに得点を刻めない我慢比べの展開が続く中、オービックは最終クオーター開始早々にQBロックレイがスクランブルからの14ヤードタッチダウンランで突き放した。

オービックはその後、試合を通じて機能した地上戦で時間を着々と消費。守備陣もセイフティを決めて、追いすがる東京ガスに引導を渡した。

オービックは、総獲得ヤード333ヤードのうち、半分以上の182ヤードをランで記録。守備も相手QBジェロッド・エバンス(下段写真)のパスをわずか160ヤードに抑えつつ、地上戦も26ヤードに封じる活躍を見せ、次節のパナソニック インパルス戦に弾みをつけた。

一方、前節の勝利で勢いに乗っていた東京ガスは、自慢のオフェンスが空回り。特にランでは一度もファーストダウンを更新できず、相手守備のパス攻撃への集中を分散させることができなかった。

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オービックシーガルズ vs. 東京ガスクリエイターズ
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