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昇格争いが激化 X1 Areaはいよいよ終盤戦へ

2021年10月20日(水) 14:30

今週末に第5節を迎えるX1 Areaはいよいよ佳境に入る。残る2節の結果で、来季から12チームに拡張するX1 Superへの昇格を手にする4チームが決まるからだ。

第4節終了現在での暫定順位と今後の対戦相手は以下の表の通り。勝ち点は勝利が3点、引き分けが1点、負けは0点だ。警視庁イーグルスと富士フイルムミネルヴァAFCは第1節の顔合わせが11月7日(日)にリスケジュールされたため、それぞれ3試合を残している。

暫定順位  チーム名 略名 勝ち点 対戦相手の勝ち点  第1節 第2節 第3節 第4節 第5節 第6節
  1 アサヒ飲料 AC  12  36  ○ES ○NC ○AB ○BT DF AS
  1 アサヒビール AS  12  33  ○PP ○FM ○KE ○DF NC AC
  3 ディアーズ DF   9  39  ○DC ○BT ○BF ●AS AC FM
  3 イコールワン福岡 ES   9  30  ●AC ○AB ○NC ○PP FM DC
  3 電通 DC   9  24  ●DF ○BF ○BT ○NC PP ES
  6 警視庁 KE   6  21   FM ○PP ●AS ○AB BF NC
  7 パイレーツ PP   3  42  ●AS ●KE ○FM ●ES DC BT
  7 富士フイルム FM   3  39   KE ●AS ●PP ○BF ES DF
  7 ブルザイズ東京 BT   3  36  ○BF ●DF ●DC ●AC AB PP
  7 アズワン AB   3  30  ○NC ●ES ●AC ●KE BT BF
 11 名古屋 NC   0  51  ●AB ●AC ●ES ●DC AS KE
 11 BULLS BF   0  33  ●BT ●DC ●DF ●FM KE AB

 

第4節を終わって無傷の4連勝はアサヒ飲料クラブチャレンジャーズとアサヒビールシルバースターでともに勝ち点は12。そこにディアーズフットボールクラブ、イコールワン福岡サンズ、電通キャタピラーズが3勝1敗の勝ち点9で続く。

この上位5チームはこれから直接対決を迎えるので、星を食い合う厳しい闘いが待っている。第5節はアサヒ飲料とディアーズが対戦し、最終節ではアサヒ飲料とアサヒビール、イコールワン福岡と電通がそれぞれ激突する。

そして、ダークホースとして存在感を放つのが警視庁(2勝1敗、勝ち点6)だ。残りの3試合の対戦相手はすべて暫定7位以下のチームばかりだ。仮に残り試合をすべて勝つと勝ち点15でシーズンを終わることになる。上位5チームの残り2節の成績いかんでは昇格の権利のあるトップ4に食い込む可能性がある。

最終節を終わって勝ち点が並んだ場合には「当該チーム間の直接対決の勝敗」が決め手になる。この場合、警視庁は上位チームではアサヒビールとの対戦しかないので、この2チームが並ばない限りこの条件は適用されない。その次の条件である「対戦相手の勝ち点の合計」では上位との対戦が少ない警視庁は不利になる。

当確ラインとなる勝ち点が何点かを予測するのはこの時点ではまだ難しい。ただし、最終節で直接対決するイコールワン福岡と電通は少なくともどちらかが勝ち点10以上で終わることは確実だ(第5節でともに敗れて、最終節が引き分けだった場合)。現時点ですでにアサヒ飲料とアサヒビールは12点を獲得しており、同じく最終節で直接対決するこの2チームのうちどちらかが最低でも13得点以上でシーズンを終える。となると、シーズン終了時の勝ち点が10点以上獲得していないと昇格は難しいと言えそうだ(あくまで目安であり、理論上の確定値ではない)。

前述のように最終順位決定には対戦相手の勝ち点の合計が条件になる場合があるから、今後行われる13試合(残り2節の12試合とリスケジュールされた警視庁対富士フイルム戦)のすべてが昇格レースに少なからず影響を与えることになる。今季レギュラーシーズン最終戦の警視庁対名古屋サイクロンズ(11月23日、富士通スタジアム川崎)まで目が離せない展開は続く。