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【X Factor】成長を続ける元関西学生ラッシュ王 目指すはRBで勝ちとる日本一

2021年10月20日(水) 17:00

ノジマ相模原ライズに入団して4年目のランニングバック(RB)吉田光輝。今やエースRBに成長した。

X1 Super第4節のエレコム神戸ファイニーズ戦では「調子の良い選手を使う」(城ヶ滝一朗ヘッドコーチ)というチーム方針からランプレー30回のうち実に25回(83%)と驚異のキャリー数を残し1タッチダウン、83ヤードを獲得した。第4節終了時点で、ラッシング個人成績では富士通フロンティアーズのRBトラショーン・ニクソン(343ヤード)に次ぐ第2位の279ヤードを記録している。

2013年度の関西学生アメリカンフットボールリーグ1部で龍谷大学のエースRBとして活躍し、リーディングラッシャーの栄冠を勝ち取る。卒業後は「社会人でもフットボールを続けようとしたんですが結局、仕事の関係で出来ませんでした」と吉田は語る。

2017年に東京に転勤したのをきっかけにノジマ相模原の門を叩いた。「3年間のブランクがあったがやってみようと思ったんです。一から体作りをしました。4年目にして体重が10キロ増えて、これならXリーグで戦えるかなと思っています」。

一昨年は出番なし。昨年は初戦の富士通フロンティアーズ戦には出場できたものの、2戦目のエレコム神戸ファイニーズ戦で脳震盪を起こして以後は出場なし。今季はエースRBだった東松瑛介RBコーチに就任し、宮幸崇が退団(ディアーズフットボールクラブに移籍)して出場回数が増えた。

「(元ライズRBコーチの)中村多聞さん(現電通キャタピラーズRBコーチ)からこれまで2年間教えてもらいましたが、全く言われていることの意味が理解できませんでした。学生時代はオフェンスライン(OL)のゾーンブロックを見ながらスローなランニング。ところがこれではスピードある動きをする社会人守備には通用しません。このことを多聞コーチに指摘され、(今は)OLが開けたスペースに入り、決められたコースを決められた歩数で走る。デイライト(自分で空いているスペースを見つけて走ること)はしない。今は東松コーチが多聞コーチの教えを噛み砕いて教えてくれるので、やっと走り方やオフェンスが理解できるようになりました」と多聞コーチの『遺伝子』が東松コーチを通じて、強靭となった身体に組み込まれたようだ。

目指すは日本一。「勝てないRBではダメ。RBで勝てる試合をしていきたい。セミファイナルに進んで、RBが活躍したから勝てた、というふうに言われたいです」と、「課題とするショートヤードでの走り」に磨きをかけて夢の実現に向かって突き進む。

吉田光輝(よしだこうき)
1991年12月16日、大阪府出身。 龍谷大学卒。
ノジマ相模原ライズRB、背番号29
177センチ、 80キロ

ノジマ相模原ライズ
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