【X1 Super第5節の見どころ】富士通が連勝伸ばすか、エレコム神戸が連敗ストップか

エレコム神戸ファイニーズが富士通フロンティアーズと10月31日にヨドコウ桜スタジアムで対戦する。ホームのエレコム神戸は連敗中なのに対して、富士通は開幕から無傷の4連勝中。対照的なチームの戦いはどちらに軍配が上がるか。

エレコム神戸は、ここ2試合で東京ガスクリエイターズ、ノジマ相模原ライズに連敗。セミファイナル出場枠を争うライバルに手痛い星を落としている。第3節からエースクオーターバック（QB）コーディ―・ソコールが出場するも白星に結びついていない。司令塔のパスを生かすには、やはりラン攻撃の充実が不可欠だ。ここまでの3試合で、1試合もランで70ヤードを獲得していないだけに、ランニングバック（RB）白神有貴（上段写真）、秋元ミンジェらの奮起が待たれる。守備では、ランパス共に強力な富士通オフェンスを封じるには、ディフェンスライン（DL）カーデル・ローリングスが最前線でプレッシャーをかけ、大野翔、長谷川仁志らが畳みかけるように相手QBに襲い掛かりたい。

一方、不戦勝を含む開幕4連勝の富士通。前節ではオフェンスが計668ヤードを稼ぎ、IBM BIG BLUE を粉砕した。司令塔の高木翼は、開幕戦に続き4タッチダウンと絶好調。ここまでの3試合で被インターセプト0と安定感抜群で攻撃陣をけん引する。ランでは、リーディングラッシャーのRBトラショーン・ニクソンが191ヤード、3タッチダウンで第4節のX1 Super週間MVPに選出された。オフェンスは、空中戦と地上戦共に抜け目がない。強いて穴があるとすれば、前節で309ヤードを喪失したパス守備。外国人レシーバー2人には、100ヤード超えを許した。エレコム神戸には、身長186センチの快足レシーバー、アルフォンソ・オヌワーがいるだけに十分な注意が必要だ。QBソコールから3つのインターセプトを奪って快勝した昨季の再現を狙う。