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【X1 Super】ノジマ相模原、東京ガスに快勝してセミファイナル出場に大きく前進

2021年10月30日(土) 18:35

X1 Superレギュラーシーズン第5節のノジマ相模原ライズ対東京ガスクリエイターズの一戦が相模原ギオンスタジアムで行われた。4チームで争うセミファイナル進出に向けて負けられない1勝3敗チーム同士の対戦は、ノジマ相模原が33対7で快勝。攻守に圧倒したノジマ相模原は今季2勝目をあげた。

序盤はともに相手の出方をうかがう静かな展開。ノジマ相模原はインターセプト、東京ガスもファンブルリカバーとターンオーバーから攻撃権を得るも、攻め手を欠いて得点を奪えなかった。そんなこう着状態が続く中、均衡を破ったのはノジマ相模原だった。第2クオーターの敵陣43ヤードからスタートしたドライブでは、ランニングバック(RB)吉田光輝の2連続ランで前進。すると、クオーターバック(QB)カート・パランデックがフィールド中央を縦に走ってフリーになっていたワイドレシーバー(WR)小坂恒介へ39ヤードの先制タッチダウンパスをヒットした。

勢いに乗るノジマ相模原は、前半終了間際にQBパランデックとWR八木雄平のホットラインが開通。12ヤードのタッチダウンパスで加点した。しかし、このまま前半を終わらせたくない東京ガスは、直後のキックオフでショーン・ドレイパーが95ヤードのキックオフリターンタッチダウンを決めるビッグプレーがさく裂。7点を返して、前半を折り返した。

モメンタムを引き寄せたかのよう思えた東京ガスだったが、後半最初の自軍からスタートしたドライブで、QBジェロッド・エバンスがラインバッカー(LB)増山純季に痛恨のインターセプトを喫してしまう。敵陣28ヤードで攻撃権を得たノジマ相模原は、この好機を31ヤードのフィールドゴールにつなげて、リードを10点に広げた。

なおも、パントブロックして相手の攻撃をストップしたノジマ相模原は、QBパランデックが強肩を生かして、自陣49ヤードからWR出島崇秀へ46ヤードのロングパスをヒット。これで一気にゴール前5ヤードまで侵攻すると、タッチダウンまでは奪えなくてもきっちりと29ヤードフィールドゴールを成功させて追加点を挙げた。

その後も、この日好調だったランオフェンスを軸にボールをコントロールして時計を進めるノジマ相模原。ディフェンスも出足が早いラッシュで相手QBを追い込むなど思うような攻撃をさせずに得点を与えない。最終クオーターには、司令塔のパランデックがゴール前3ヤードで自らダイブして加点すると、試合終了間際にもRB若島慎兵がエンドゾーンにボールを運びダメを押した。

勝ち点を6に伸ばしたノジマ相模原は、攻撃ではRB吉田が113ヤードを走るなど計178ヤードを獲得。守備では、東京ガスの攻撃をわずか70ヤードに抑えた。2連勝を飾ったチームは、次節でIBM BIG BLUEと対戦。セミファイナル出場を争う勝ち点4のチームに勝てば、さらにポストシーズンへ前進する。

一方、連敗の東京ガスは、オフェンスが封じられた。特に地上戦ではマイナス2ヤードと良いところがなく、QBエバンスを軸とした自慢のパス攻撃も70ヤードの低空飛行に終わった。

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ノジマ相模原ライズ vs 東京ガスクリエイターズ
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