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【X1 Super】オービックが快勝、敗れたエレコム神戸はセミファイナル出場が叶わず

2021年11月14日(日) 17:54

X1 Superレギュラーシーズン第6節のオービックシーガルズ対エレコム神戸ファイニーズの一戦が富士通スタジアム川崎で行われた。すでにリーグ戦3位以内が確定しているオービックとセミファイナル最後の1枠に向けて1敗もできないエレコム神戸の一戦は、38対21でオービックが勝利。連敗を回避したオービックは5勝1敗で勝ち点15にした。一方、4連敗のエレコム神戸はこの日の第2試合で東京ガスクリエイターズがオール三菱ライオンズに勝って勝ち点を6に伸ばしたため、セミファイナルの可能性がなくなった。

序盤からタッチダウンが乱れ飛んだ。オービックは、エレコム神戸のファーストドライブをスリーアンドアウトに止めた後のシリーズで、ランニングバック(RB)望月麻樹(上段写真)が中央を突く4ヤードのタッチダウンランで幸先良く先制する。さらに、今季初先発のクオーターバック(QB)小林優之が、ワイドレシーバー(WR)野崎貴宏へ15ヤードのタッチダウンパスをヒットして試合の主導権を握る。

立ち上がりは攻撃が波に乗れなかったエレコム神戸だが、QBコーディ・ソコール(下段写真)のパスが徐々に通りだす。WRアルフォンソ・オヌワーへのパスで敵陣へ入ると、フィールド中央を駆け上がりフリーとなったWR内田大喜へ43ヤードのロングボムが通り、反撃の狼煙を上げる。

7点リードに変わったオービックは、西村有斗がキックオフリターンで快足を飛ばして右サイドを駆け上がりそのままエンドゾーンへ。90ヤードキックオフリターンのビッグプレーが飛び出し、第1クオーターだけでチーム3つ目のタッチダウンを奪った。さらに、第2クオーター早々にRB荒竹悠大の3ヤードタッチダウンランで加点した。

悲願のセミファイナルに向けて負けられないエレコム神戸は、前半終了間際にQBソコールがWRオヌワーへタッチダウンパスをヒット。直後のオンサイドキックを成功させて勝利への執念を見せるも、ここは得点に結びつけられず。オービックの14点リードで前半を折り返した。

両チーム合わせて6タッチダウンが飛び出した前半から一転、後半は静かな滑り出し。第3クオーターは両軍無得点に終わり、勝負の行方は最終クオーターに委ねられた。

オービックは、フィールドゴールとRB荒竹のこの日2つ目のタッチダウンランでリードを24点に広げる。追うエレコム神戸も、QBソコールからWR内田へ4ヤードのタッチダウンパスで反撃するがここまでだった。

オービックは、QB小林がパス27回中20回成功、239ヤード、1タッチダウン(1インターセプト)と安定したクオーターバッキングを披露。ランでは主将RB地村知樹の76ヤードを始め、計123ヤード、3タッチダウンと地上戦を制圧した。また、守備では4サックと攻守でスクリメージライン上の攻防を圧倒した。

敗れたエレコム神戸は、QBソコールが3タッチダウンパスと気を吐くも、チームのランが計10ヤードと機能しなかった。

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オービックシーガルズ vs. エレコム神戸ファイニーズ
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