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【X1 Super】東京ガスがセミファイナルへ望みつなぐ、オール三菱は今季初勝利ならず

2021年11月14日(日) 22:26

X1 Superレギュラーシーズン第6節の東京ガスクリエイターズ対オール三菱ライオンズの一戦が富士通スタジアム川崎で行われた。セミファイナル最後の1枠に望みがある東京ガスと今季2戦目で初勝利を目指すオール三菱の一戦は、終盤までもつれるも30-21で東京ガスが勝利した。勝った東京ガスは2勝4敗で勝ち点6に伸ばし、セミファイナル最後の1枠に望みをつないだ。

東京ガスはファーストシリーズで、クオーターバック(QB)ジェロッド・エバンス(上段写真)からワイドレシーバー(WR)ナムディ・アグードへのパスが成功。すると、捕球したアグードは、相手守備のタックルを振り切り、そのままエンドゾーンへボールを運んで73ヤードのタッチダウン。東京ガスはわずか1プレーで先制のタッチダウンを挙げる。

コロナ禍の影響で出場辞退して第5節から復帰したオール三菱は、今季2試合目で初得点を奪う。ゴール前18ヤードから、新人ランニングバック(RB)中野哲也が右オープンからエンドゾーンまで走り抜け試合を振り出しに戻した。

その後はお互いに攻め手を欠き無得点の時間が続いたが、東京ガスが前半終了間際にフィールドゴールを決めて勝ち越した(中段写真)。

後半に入っても両チームともエンドゾーンまでが遠かったが、東京ガスは第3クオーター終了間際にQBエバンスから相手守備のマークを振り切ったWRアグードへロングパス。これが48ヤードタッチダウンパスとなり、リードを広げた。

そして最終クオーターは、両軍のオフェンスが機能して点の取り合いとなった。9点を追うオール三菱は、自陣42ヤードからのドライブでQB江守優が粘り強いクオーターバッキングを披露。自らのランとパスに加え、RB中野のランを効果的に使いゴール前まで前進。最後はQB江守からWR多田明憲への1ヤードタッチダウンパスが通り2点差に詰め寄る。

対する東京ガスも、QBエバンスの13ヤードタッチダウンランで応戦すると、オール三菱もQB江守がわずか2本のパスでタッチダウンまでつなげて食い下がる。しかし、最後はセミファイナル最後の1枠に向けて負けられない東京ガスの意地が勝り、本来は守備のショーン・ドレイパーが12ヤードタッチダウンランを決め、粘るオール三菱に引導を渡した。

東京ガスは、QBエバンスがパスとランで計3タッチダウンを挙げる活躍に加え、WRアグードがパス捕球7回199ヤード、2タッチダウン、DBドレイパーも守備で1インターセプト、攻撃でも1タッチダウンと外国籍選手3人が勝利の原動力となった。

一方、今季初勝利がお預けとなったオール三菱だが、RB中野(下段写真)が73ヤードを走るなどチームで計158ヤードと東京ガスの128ヤードを上回り、地上戦が機能した。QB江守もパスで171ヤード、2タッチダウン、ランでもチームトップの78ヤードと次戦に期待が持てるスタッツを残した。

勝ち点6の東京ガスは、最終節で勝ち点7のIBM BIG BLUEと対戦する。この試合に勝ち、勝ち点6のノジマ相模原ライズが最終節のオール三菱戦で引き分け以下だと、東京ガスのセミファイナル進出が決まる。また、この試合で東京ガスが勝ったことにより、エレコム神戸ファイニーズ(1勝4敗1分け)のセミファイナル出場の望みはなくなった。

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東京ガスクリエイターズ vs. オール三菱ライオンズ
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