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東京ガス、苦難乗り越えいざ最終決戦へ!板井HC「チームがうまくまとまっている」

2021年11月18日(木) 11:00

目的を見失いそうな中でもしっかりと力を発揮した。

東京ガスクリエイターズは、第5節のノジマ相模原ライズとの一戦を落とし、セミファイナル進出に向けて崖っぷちに立たされた。それでも試合前日にノジマ相模原ライズが敗れたことで、オール三菱ライオンズに勝てば、最終節にセミファイナル進出の可能性が残った中での戦いだった。

なかなかモチベーションが保ちにくい中でのオール三菱戦だったが、東京ガスのメンバーは自分たちのやるべきことに集中して白星を手にした。

板井征人ヘッドコーチ(上段写真)もそんな選手たちの奮闘を労う。

「(ノジマ相模原)ライズに負けた後モチベーションが保ちにくいなか、選手はよく頑張ってくれた。目標はベスト4ですが、実力ではベスト4にいけないとみんながわかっているので、謙虚に全員で工夫して実践した感じです」。

副将のディフェンスライン(DL)池田宇宙(中段写真)も、「レギュラーメンバーがケガで離脱するなど、チーム状況としてもかなり厳しい状況だった。しかし、若手のメンバーがこの試合で力を出してくれたし、これから徐々にモメンタムを上げていければいいと思う」と苦しいチーム状況を認めつつも、一大決戦に向けての上昇を期待する。

オール三菱戦では、クオーターバック(QB)ジェロッド・エバンスがランとパス合わせて計3タッチダウンと無双状態。エバンスのメインターゲットになったワイドレシーバー(WR)ナムディ・アグード(下段写真右)も7回捕球で199ヤード、2タッチダウンと、エバンスのパス獲得ヤードの7割強を稼いだ。そして、ディフェンスバック(DB)ショーン・ドレイパーは、本職の守備で1インターセプト、攻撃でも勝利を確定させるタッチダウンランを決めた。

外国籍選手主体のチーム状況について、指揮官は「外国人選手が頑張ってくれていて、それに続いて日本人もよく頑張ってくれていて、チームがうまくまとまっている」と、あくまでもチーム全体がうまく機能していると主張する。その一方で、池田は外国人の活躍を称えながらも「日本人のレベルアップの必要性を感じました」と、現状に満足していない。

最終節は、セミファイナル進出最後のイスをかけたIBM BIG BLUE戦。ベスト4に進むためには勝利はもちろんのこと、ノジマ相模原が引き分け以下の結果が求められる。板井HCは「(IBMは)オフェンスが強いチーム。僕らもすごく良い経験になるので、作戦を考えながらしっかりと2週間を準備したい」と、策を練りつつ決戦の時を待つ。

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東京ガスクリエイターズ vs. オール三菱ライオンズ
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