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【Impulse’s Road to Rice Bowl Vol. 1】開幕節:2年ぶり凱旋の関西に10TDの衝撃 今季リーグ最多得点で好スタートを切ったパナソニック インパルス〈短期集中連載②〉

2021年12月24日(金) 16:00

圧倒的な強さだった。2年ぶりに関西会場開催での試合を行ったパナソニック インパルスは今季初戦で東京ガスクリエイターズに対し10タッチダウンの猛攻で71‐0と圧勝する。71得点は今季のX1 SuperとAreaを通じて最多だった。

新型コロナウイルスの影響で短縮シーズンとなった昨年は出場した2試合をいずれも富士通スタジアム川崎に遠征して行った。神戸の王子スタジアムで行われたこの試合はインパルスの地元のファンにとっては2年ぶりに生で見ることのできる雄姿だった。

相手は新外国籍選手のクオーターバック(QB)ジェロッド・エバンスを擁するクリエイターズだ。NCAAの強豪校バージニア工科大学出身で、鳴り物入りで加入した大型新人である。春の試合がすべて中止されたため、お互いに相手の実力が測れないまま手探りの状態で迎えた開幕節の試合だった。

すべての分野でインパルスはクリエイターズを圧倒した。オフェンスの総獲得距離はクリエイターズの62ヤードに対してインパルスは412ヤード。ファーストダウンの更新は相手の7倍を超える23回だった。

QBアンソニー・ロウレンスは19試投で13回の成功、150ヤード、1タッチダウンパスと効率のいいパフォーマンスを見せ、自らもランで1タッチダウンをあげた。石内卓也、荒木優也のバックアップQBも安定したパスを投げ、パスによる総獲得距離は265ヤードを記録した。

自慢のランニングバック(RB)陣はミッチェルビクタージャモー(写真)、横田惇、藤本拓弥で計5つのタッチダウンを計上した。

ディフェンスでは新人のラインバッカー(LB)青根奨太がインターセプトリターンタッチダウンを記録してディフェンス部門の週間MVPに輝いた(富士通フロンティアーズのLB趙翔来と同時受賞)。

クリエイターズはエバンスが日本での初の試合ということでオフェンスライン(OL)やレシーバーとの呼吸が合わない部分はあったが、それ以上にインパルスのディフェンスが鉄壁の守備を見せて完封勝利を演出した。

次回:〈短期集中連載③〉【 Impulse’s Road to Rice Bowl Vol. 2】 第5節:オービックシーガルズとの全勝対決で魅せたDB辻篤志の3パスカット

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<ゲームリポート>
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パナソニック vs. 東京ガス
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