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【X1 Super】パナソニック インパルスが2年ぶりの関西開催試合で大暴れ 東京ガスクリエイターズを圧倒

2021年09月05日(日) 09:37

9月4日神戸王子スタジアムで、X1 Superの西日本での開幕戦が行われ、パナソニック インパルスと東京ガスクリエイターズが激突。6年ぶりの王座を狙うパナソニックが2年ぶりとなった関西開催で71-0と暴れまくる展開となった。

東京ガスの最初のオフェンスは自陣22ヤードから開始。クオーターバック(QB)ジェロッド・エバンスからワイドレシーバー(WR)ナムディ・アグードへのパスが決まり前進したが、その後はパス失敗。またエバンスのドロープレーも前進できず攻撃権放棄のためのパントを選択する。パンター(P)朴容俊が蹴ったボールを、ラッシュしていたパナソニックのジャボリー・ウィリアムスがブロックすると、ボールは転がりエンドゾーンの外へ出てセーフティ。思わぬ形でパナソニックに先制の2点が転がり込んだ。

直後のパナソニックのオフェンスは自陣38ヤードから開始する。QBアンソニー・ローレンスからWR木戸崇斗、ブレナン翼へのパスが続けて決まると、ローレンス、ランニングバック(RB)横田惇のランで敵陣30ヤードまで攻め込んだ。ここから横田のラン、ローレンスからWR木戸、成田へのパスも続けて決まると、RBビクタージャモー・ミッチェルが一気にゴール前4ヤードまで迫るランを見せ、最後はローレンスがプレーを崩しながらも自らが持ち込みタッチダウン。9-0とリードを広げた。

その後は両チームとも決め手に欠き得点につなげることができない。そんな停滞した空気を晴らしたのはパナソニック新人ブレナンのプレーだった。第2クオーターに入ってすぐ東京ガスはパントを選択。パントされたボールをキャッチしたキックリターナー(KR)ブレナンがスピードに乗り27ヤードをリターンし、オフェンスに敵陣38ヤードからの攻撃権を与えた。

このチャンスにミッチェルのラン、そしてローレンスから木戸への縦パスで16ヤード前進しゴール前2ヤードとすると、タッチダウンもミッチェルのランで奪い、オフェンスは3シリーズぶりに得点を奪うことに成功した。

攻撃の手を緩めないパナソニックはローレンスのパスが絶好調。またディフェンスも東京ガスのオフェンスに対して強烈なタックルを見せ、ファンブルを誘発して攻守交替に追い込んだり、ラインバッカー(LB)青根奨太がインターセプトしてそのまま30ヤードを走り切ってタッチダウンしたりするなど、前半だけで44点を奪うことに成功した。

後半に入っても、パナソニックはQBに石内卓也や荒木優也を起用するなど、ほとんどのポジションで控えメンバーを起用しても攻撃力が落ちず4本のタッチダウンを重ねた。一方、東京ガスはオフェンスラインが押し込まれたり、QBのパスをWRらが何度もはじいたりして全くいいところがないままファーストダウン獲得もわずか3回でゼロ封され、結局、大差でパナソニックが勝利を収めた。

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