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【X1 Area週間MVP】開幕節の週間MVPが決定 決勝FGのK廣田祐選手が「2冠」達成

2022年09月09日(金) 19:00


今シーズンのX1秋季リーグ戦の幕開けとなったX1 Area第1節の週間MVPがXリーグ解説員の投票によって決まりました。今秋最初の試合となった電通キャタピラーズ対富士フイルムミネルヴァAFCの一戦は最後のプレーで31ヤードのフィールドゴールが決まって劇的な決着。そのせいもあってか週間MVPの4部門はすべてこの試合から選出されました。

オフェンス部門では電通のワイドレシーバー(WR)河波正樹選手が受賞し、ディフェンスでは1インターセプトの富士フイルムのラインバッカー(LB)中田俊選手、スペシャルチームでは決勝フィールドゴールを決めた電通のキッカー(K)廣田祐選手がそれぞれ選ばれました。Play of the Weekはやはり劇的なサヨナラフィールドゴールが得票を集め、廣田選手は「2冠」となりました。

<Offensive Player of the Week>
WR河波正樹(電通キャタピラーズ)

副将も務める河波選手は電通の新クオーターバック(QB)アーロン・エリス選手のとコンビネーションで7キャッチ、100ヤード、2タッチダウンを記録。電通がリードしては富士フイルムが追い付くといった展開でありながら、常に主導権を握り続けた電通オフェンスの核となって活躍しました。


<Defensive Player of the Week>
LB 中谷俊(富士フイルムミネルヴァAFC)

中谷選手のビッグプレーが生まれたのは第2クオーターでした。7対7の同点のまま迎えた第2クオーター中盤に電通はゴール前7ヤードまで攻め込みました。そこでQBエリス選手が投じたパスを中谷選手がエンドゾーンでインターセプトし、タッチバック。タッチダウンパスを回避しました。ここで電通がタッチダウンを決めていれば一方的な展開になっていたかもしれず、富士フイルムにとっては値千金のプレーとなりました。
ちなみに富士フイルムから週間MVPが誕生するのはこれが初めてです。


<Special Teams Player of the Week>
K 廣田祐選手(電通キャタピラーズ)

廣田選手のこの試合でのフィールドゴール機会はわずか1回。ただし、その1回がとても貴重なものとなりました。残り1秒で時計を止めた電通はフィールドゴールによる決着を選択。廣田選手は31ヤードのフィールドゴールを難なく決めて電通に開幕白星を呼び込みました。


<Play of the Week>
電通K廣田祐選手の「サヨナラ」フィールドゴール

電通対富士フイルムの試合は7点差以上が開かない接戦のまま推移しました。そして迎えた第4クオーター残り1分14秒、富士フイルムはQB鈴木貴史選手からWR桑原司選手への6ヤードタッチダウンパスを成功させて同点に追いつきます。このまま終われば土壇場で追いついた富士フイルムは勝ち点3に匹敵する価値ある勝ち点1を獲得、逆に電通にとっては負けに等しい引き分けとなっていたかもしれません。

電通は最後のポゼッションでエリス選手の連続パス成功などでゴール前23ヤードまで進んだところで時計を進め、残り1秒でタイムアウトをコール。廣田選手に命運を託します。富士フイルムは残っていたタイムアウトを使って廣田選手の集中力を乱しに行きますが、それにも動じず31ヤードのキックが成功。見ごたえある接戦は劇的な幕切れを迎えました。

関連リンク

<ゲームリポート>
電通キャタピラーズがサヨナラFGで劇的勝利 X1 Area開幕戦で富士フイルムミネルヴァAFCを破る

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●電通対富士フイルム
https://xleaguetv.elevensports.jp/video/7002

<ハイライト>
●電通対富士フイルム