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【X1 Area】攻守のコンビネーションが得点量産の電通キャタピラーズ、名古屋サイクロンズを破って開幕2連勝

2022年09月18日(日) 20:38

X1 Area第2節2日目は、MKタクシーフィールドエキスポにて行われ、どちらも第1節白星発進である名古屋サイクロンズと電通キャタピラーズが戦い、オフェンス好調の電通が得点を重ね42対10で勝利した。

試合が動いたのは第1クオーター中盤での電通による攻撃だ。自陣26ヤードから、強靭なパスプロテクションに支えられてクオーターバック(QB)アーロン・エリスからワイドレシーバー(WR)南賢人(上段写真)への74ヤードのタッチダウンパスが決まった。攻守交代後も流れは電通にあり、サイクロンズQB神谷壮哉が放ったパスに狙いを定めていたディフェンスバック(DB)坂神汰一がインターセプト。そのままエンドゾーンへボールを運び、得点を重ねた。

続くサイクロンズは、パスで着々とボールを進め、敵陣24ヤードからQB神谷とWR高木優太朗のホットラインによるタッチダウンパスが決まり、1タッチダウン差で第1クオーターを終えた。

第2クオーターに入ると、WR藤田陸(中段写真)への38ヤードパスで敵陣に入ったサイクロンズだったが、電通DB杉山慶がエンドラインぎりぎりでインターセプトし、41ヤードリターンしたところで攻守交代。勢いそのままに、パスとランを混ぜながらボールを進め、前節でも活躍を見せたランニングバック(RB)遠藤集の中央ランでタッチダウンとなった。

電通はオンサイドキックを試みるもアウトオブバウンズとなる。サイクロンズによる攻撃は敵陣から始まり、得点圏のロングパスを狙うも少しずれてしまい、タッチダウンとはならなかったが、フィールドゴールを成功させた。しかし、点数を取られたら取り返すのが電通オフェンス。自陣11ヤードからテンポよくファーストダウン更新を重ね、WR南が本試合2回目となるタッチダウンパスを捕り、28対10の18点差で前半を終えた。

第3クオーターは両チーム守備陣が粘り、得点はなかった。最終クオーターに入り、追いかけるサイクロンズは電通の攻撃を1シリーズで抑え、レッドゾーンまで進むも、電通DB平尾拓真がエンドゾーン内でインターセプト。得点のチャンスをものにできなかった。電通の攻撃に移ると、RB遠藤(下段写真)による50ヤードランで流れを呼び込み、WR佐藤凱輝への11ヤードのタッチダウンパス。勢いは止まらず、攻守交代後すぐに電通DB西原光平がインターセプトし、すぐさま電通に攻撃権が戻る。RB玉田潤のランでタッチダウンし得点差を広げ、42対10で試合終了となった。

電通の深川匠ヘッドコーチは、2戦目に入りようやくオフェンスがかみ合ってきたこと、本試合通算4回となったインターセプトにつながった「前に入る守備」については良かったと話すものの、今回の点差には満足していなかった。次戦は2週間後、三菱商事Club TRIAXと富士通スタジアム川崎で戦う。