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【X1 Super】互いに譲らなかったエレコム神戸とオービック 試合後の指揮官の表情に明暗

2022年09月28日(水) 17:00


25日に第一カッターフィールド(秋津サッカー場)で実施された、X1 Super第2節のオービックシーガルズ対エレコム神戸ファイニーズの一戦。最後まで勝負の行方が分からない白熱した好ゲームは、14対14の引き分けに終わった。ともに無敗をキープした両チームだったが、試合後の指揮官の表情は対照的だった。

一昨年のXリーグ王者相手に引き分けたエレコム神戸の時本昌樹ヘッドコーチ(HC)は、「チャレンジャーという気持ちで、選手一人一人が全力で戦ってくれたと思います」と選手に労いの言葉。自陣17ヤードから始まった同点ドライブについては、「選手のことを信じて見守っていました」と率直な心境を明かす。

同点を狙うキックではなく、2点コンバージョンで勝ちにこだわるかとも思われたが、指揮官は「(今日の結果は)勝ちに等しい引き分け」とコメント。負けが許されない状況、かつ強豪相手の引き分けなので満足の表情を浮かべた。

対照的だったのは、オービックの大橋誠HC。昨シーズンでは快勝した相手に勝ち切れず、試合後はやや渋い表情。「特にオフェンスが展開を作れなかった。その一方で、エレコムさんが展開を作った。その部分に関しては次戦以降に向けても反省して考えないといけない」。

その中でも、ディフェンスバック(DB)助川左門が2インターセプトと奮闘。他にも、ランニングバック(RB)大河原陸も1タッチダウンと新人が躍動した。開幕前に3年目以下の選手に期待を寄せた指揮官も、「個々の選手に関しては、前節も今節も若い選手、新加入の選手が活躍していますので、その辺については非常に満足しています」と一定の評価。それだけに、「今日のようなゲームの展開に関して言うと、我々コーチ陣の責任が大きいと思います」と自らを律した。


次戦がotonari福岡SUSNとなるエレコム神戸の時本HCは、「目の前の一戦一戦に全力で挑みますので、皆さん楽しみにしていてください」と力強いコメント。オービックの大橋HCは、次節の東京ガスクリエイターズ戦に向けて、「結構ドラスティックに変えていかないといけないという思いがあります」と、具体的な策の明言を避けたが何かしらの大幅な変更を示唆。第3節もエレコム神戸とオービックの戦いに注目したい。

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