エレコム神戸戦でチームMVPに選出 エースQB高木翼からの信頼を深める富士通WR小梶恭平
2022年10月26日(水) 16:00エレコム神戸ファイニーズとの第4節を終え、開幕4連勝を飾った富士通フロンティアーズ。試合後、チームのMVPにはワイドレシーバー(WR)小梶恭平が選ばれた。そして、MKタクシーフィールドエキスポに駆け付けた大勢のファンの前で「関西出身なので(大阪で行われた今回の試合の)MVPを狙っていたので良かった」と笑顔で話し、喜びをみせた。
フィールドゴールで先制し、エレコムの最初の攻撃をパントで抑えた富士通は第1クオーター中盤、ランニングバック(RB)トラショーン・ニクソンのラッシングでこの試合最初のタッチダウンを決めた。このプレーにつながるモメンタムを引き寄せたのは、クオーターバック(QB)高木翼から小梶への今試合最長68ヤードのロングパスだった。敵陣40ヤード地点でキャッチし、相手を一人かわして敵陣2ヤードまで迫った。
富士通の後半最初の攻撃では、6ヤード、17ヤードと小梶へのパスが続く。第3クオーターの4分26秒、敵陣16ヤードから再び投じられたパスは小梶がエンドゾーン内でキャッチ。チームに追加得点をもたらした。このプレーで小梶をカバーしていたのは、エレコムのコーナーバックであるアイゼアー・ピエール。小梶は、「1対1のところでタッチダウンが取れて良かった」と振り返った。
昨シーズンはケガの影響もあり、思うような調子は出ず、司令塔高木からの信頼も得られていなかったという。ライスボウルを終えたころから「来年は高木さんから信頼を得られるように」と思い始め、今では「徐々に形にできていたと思う」と手ごたえを感じていた。小梶は今試合で計113ヤードものゲインを獲得。個人成績もパナソニック インパルスのアルフォンゾ・オヌワー、オービックシーガルズのホールデン・ハフに次ぐ3位となり、エースQB高木にとっても信頼のおけるWRの一人になったのではないだろうか。
次戦の相手は第4節のアサヒ飲料チャレンジャーズとの戦いを制して3勝目(1分け)をあげたオービックシーガルズ。最終節の結果でDivision Bを1位通過できるかが決まる。日本一連覇を目指す富士通にとって負けられない戦いだ。「やりたいことをやらしてもらえなかった」(小梶)昨シーズンに対し、スターティングメンバーとして「フルで出られる」今シーズン。「今年は自分が勝負を決めるようなプレーをしてチームを勝利に導きたい」と意気込みを示した。
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