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【X1 Area】パイレーツと電通 無敗対決の「天王山」は両者譲らず引き分け決着

2022年10月30日(日) 16:41

X1 Areaの第5節最終戦は30日、ここまで全勝同士のPentaOceanパイレーツと電通キャタピラーズが富士通スタジアム川崎で直接対決した。試合は両者ともタッチダウンとフィールドゴールひとつずつの得点に終わり、10-10の引き分けで終わった。

パイレーツと電通はともに4勝1分けとなり、勝ち点は1点ずつ増えて13点。

先制したのは電通だった。ゲーム開始のキックオフをワイドレシーバー(WR)小貫哲が36ヤードリターンして敵陣43ヤードからのオフェンス開始。クオーターバック(QB)アーロン・エリスのパスやランニングバック(RB)遠藤集のランなどでゴール前13ヤードまで進むと最後はエリスからWR南賢人へのタッチダウンパスが決まってスコアボードに点を刻んだ。

パイレーツもすぐさま反撃する。続くポゼッションは自陣の39ヤードから始まったが、じっくりと9プレーを使ってドライブし、RB草野公平のタッチダウンランで同点とした。

その後は両チームともにディフェンスが相手をパントに追いやる展開が続いたが、パイレーツは第2クオーター終盤に36ヤードのフィールドゴールのチャンスを得る。しかし、キッカー(K)赤津裕之のキックが外れて追加点はならず。

逆にその直後のオフェンスで電通が廣田祐の38ヤードフィールドゴールを成功させて10ー7とリードして前半を終了した。

後半も互いのディフェンスが試合の主導権を握った。電通はパイレーツのランにゲインを許さないようになり、パイレーツディフェンスはパスラッシュでQBエリスにプレッシャーを与え続けた。

そんな中、最終クオーターの中盤にパイレーツがRB柴田健人の29ヤードランで一気に敵陣に進入し、ランプレーを続けてゴール前3ヤードまでボールを進める。タッチダウンは奪えなかったが、水村真哉の22ヤードフィールドゴールで同点となった。

試合時間2分43秒を残して電通は自陣31ヤードからの攻撃権を得るが、交代違反の反則などが響いて19秒を残してパントとなった。最後はパイレーツが1プレーだけ行い、時間を流して引き分けとなった。