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ノジマ相模原、オール三菱戦の後半巻き返しは地元ファンのおかげ

2022年11月09日(水) 13:41

ノジマ相模原ライズが、相模原ギオンスタジアムで行われたオール三菱ライオンズ戦に42-3で快勝。ホームタウンゲームということもあり、地元ファンの存在が選手のパフォーマンスに大きく影響し、19日から始まるプレーオフに向けて弾みをつけた。

「第1クオーターはイメージ通りでいったので楽な戦いになると思った」と城ケ滝一朗ヘッドコーチ(HC)が振り返ったように、立ち上がりから3連続でタッチダウンを奪い、相模原のファンの前で好調な滑り出しを見せた。

しかし、指揮官が「自分たちのキッキングでちぐはぐなところが出て、パントリターンでもリターナーがいない状態になって交代ミスがあった。自分たちがリズムを崩したところがあった」と話した第2クオーターは無得点に終わった。

これまでのノジマ相模原だったら、ここからリズムを崩して接戦や負けにつながる場面も見られていた。しかし、城ケ滝HCが「後半引き締めていくということで選手に発破をかけた」とハーフタイムに活を入れる。選手たちもそれに応えて攻守で3タッチダウンを追加。「後半引き締めて自分たちのプレーを見直したおかげで、後半に突き放すことができたと思う」と指揮官も選手のパフォーマンスに満足していた。

この日の来場者はおよそ1,000人。そのほとんどがホームスタンドに陣取り、おらが街のチームに終始声援を送り続けた。後半の巻き返しは地元ファンの後押しが大きかったかと城ケ滝HCに尋ねると、「もちろんです。これだけファンが来ていて(第1クオーターの)21点だけで終わるのはあり得ないという話が選手から出ていました」と話せば、オフェンスライン(OL)笠井英治主将も、「相模原市でホームタウンゲームということで選手全員が気合入っていた。とにかくレベルの高いプレーをしようと話していた」と、かなり意気込んで試合に挑んでいたことを明かす。

いよいよ19日からはライスボウルトーナメントがスタート。ノジマ相模原の1回戦の相手はオービックシーガルズに決定した。城ケ滝HCは、「やる気満々です。(ヘッドコーチに)就任してからプレーオフに進むのが初めてなので、かなり気分が高まっています。しっかりと力を発揮してライズの強さを証明したいと思っています」とポストシーズンに向けて気合十分。地元ファンの前でレギュラーシーズン最高の形で締めくくったチームは、来年の1月3日に相模原のファンへ最高の報告をするために新たなステージへ突入する。

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