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【X1 Area】雨中の決戦はディフェンスバトルに ターンオーバーのチャンスを生かし名古屋がアズワンを破る

2022年11月13日(日) 18:38

X1Area秋季リーグ第6節は13日、神戸王子スタジアムにて、アズワンブラックイーグルスと名古屋サイクロンズが対戦し、名古屋が13‐7で勝利した。

名古屋の最初の攻撃をスリー&アウトに抑えた直後、アズワンは自陣45ヤードから攻撃を始める。しかし、タッチダウンとまではいかず、さらに51ヤードの距離で挑戦したフィールドゴールトライにも失敗。続く名古屋のオフェンスもアズワンディフェンスライン(DL)岡崎文哉のクオーターバック(QB)サックによって8ヤードロスするなどチャンスをつかめずにパントとなった。

得点のチャンスが訪れたのは、名古屋だった。第2クオーターに入り、ランニングバック(RB)山本衿央による38ヤードのランで敵陣15ヤードに迫ると、クオーターバック(QB)神谷壮哉からワイドレシーバー(WR)平出敬太郎への9ヤードパスが決まる。ゴールまでの残り6ヤードをRB畑中星哉が走り、タッチダウン。2ポイントコンバージョンに挑戦するも、失敗となり、名古屋が6点を先制した。

続くアズワンのオフェンスはQB渡邊貴信を中心にランとパスを混ぜながら展開。しかし、ショートヤードのゲインに留まり、パントに追い込まれた。

後半は、アズワンの攻撃で試合が再開。後半1プレー目から、RB羽田賢人がランで37ヤードのロングゲインをする。 その後、RB田中萌の10ヤードランでレッドゾーンまで攻め込み、連続ランで攻めようとしたが、ここでファンブル。リカバーしたのは、名古屋のラインバッカ―(LB)池田直人で、そのままタッチダウンとなり、名古屋に7点が追加された。

その後は、互いに守備陣が奮闘。アズワンのファンブルで名古屋に攻撃権が移った際にはLB水田貴之がタックルで仕留め、名古屋も竹内脩也と神谷康治のDL陣が立て続けにロスを奪うQBサックするなどディフェンスが見せ場を作った。

13-0と名古屋リードで最終クオーターへと入る。雨の影響もあってか、再び名古屋がファンブルし、それをアズワンのディフェンスバック(DB)佐古イドリサ泰和がリカバー。このチャンスで得た攻撃権を生かしたいアズワンだったが、このポゼッションは第4ダウン1ヤードのギャンブルが失敗。

その後も攻守交代が続き、名古屋がパントを蹴ろうとしたところ、WR川畑一輝がブロック。ゴール前9ヤードでアズワンの攻撃が開始される。QB渡邊が自身で4ヤード進めたのち、WR木下敬士がタッチダウンレシーブ。その後互いに得点につながるプレーはなく、名古屋サイクロンズの勝利となった。